歩兵第218連隊

(通称号:椿6844部隊)

編成地 編成時期 終戦時の上級部隊 終戦時の所在地
和歌山 昭和14年 第34師団 中国・浦口

歩兵第61連隊留守隊を主力に、歩兵第8連隊留守隊の第3大隊を合流して編成。
軍旗拝受するとともに華中の武漢地区に出動。
南昌地区の警備、八里湾付近の戦闘、湖北省の戦闘で活躍。
昭和15年5月、襄陽作戦では、かなりの損害を出しながらも奮戦し、宜昌を占領。
太平洋戦争期には第二次錦江作戦、浙かん作戦、湘桂作戦などに参加、柳州地区の警備につく。
続いて行われた湘西地区反転作戦では、全県付近を守備して友軍の撤退を援護するなどの活躍をする。
その後、浦口で終戦を迎え、昭和20年10月に武装解除された。


礎の碑



『礎』の碑
(和歌山県和歌山市・和歌山県護国神社





(平成19年4月13日)

碑文(1)

祖国と同胞の楯として戦野に散った3千有余柱の雄々しいみ魂よ
相励ましつつ砲煙弾雨に挺身した懐しい面影よ
運命の不可思議にふたたび故国の土を踏み得た我ら 今日太平の礎は兄らが赤誠と碧血の上に成るを想い 年々歳々感謝と追慕を新たにする
世ののちまで永く憶念のよすがとならん事を願って ここに一碑を建てた
み魂 安らかにあれ

昭和53年4月
歩兵第二百十八聯隊戦友一同

碑文(2)

第34師團歩兵第218聯隊(椿6844部隊)は昭和14年3月和歌山において編成
同年4月軍旗を奉じて中支戦線に参加し20年8月終戦に至るまで終始第一線にあり
強固な団結と旺盛な士気を保持して郷土の名を辱めなかった
この間 湖北新州・江西南昌周辺の戦闘にはじまり両次にわたる錦江作戦 浙■・江北・江南また常徳等の諸作戦に敢闘
さらに派遣軍掉尾の大陸打通大作戦の一環たる湘桂作戦には 舟艇機動の独立支隊として寡兵挺身し ことに衡陽攻略に勇名を馳せた


軍旗祭の写真和歌山県平和祈念資料館展示写真)

  平成19年4月13日


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