いきなりお昼。
昼食か、風鈴の弁当楽しみだったんだよな。真倉さんの料理美味いモンな〜
カパッ
超豪華〜やっぱり風鈴と付き合ってよかった。
「瑞樹〜お前今日弁当か。って超豪華〜」
「芽陸か。どうだ?美味そうだろ?」
「そ、その黒く輝くツブツブはキャ、キャキャ、キャビアなのか!!!」
芽陸の「キャビア」の一言で教室中の人々視線が俺に向いた。
「た、食べるか?」
仕方ない。芽陸は俺の親友とも言える友達だ。
「瑞樹様〜有難うございます〜」
なんて嬉しそうな表情だ。
「・・・まず。」
うわ、なに?コイツ?一気に表情変わったし「まず」って何だよ!?
「まぁいいや。キャビアが不味いって事がわかった。それより瑞樹。
SNAにSの噂があるんだ。聞きたいか?」
S情報・・・噂ランクの中でも最も高く、Sの前に何も無いという事は100%信頼
できる情報・・・しかし
「や、興味ない」
ブチャケ興味ない。
「まぁ聞けって。SNAに描いてあるには、 ってか南風風鈴って可愛い子居るだろ?」
「南風風鈴って・・・」
「知らないのか?」
しってる。けど、黙ってよう。
「可愛いって有名だぞ。」
「へぇぇ。でそいつが?」
「彼氏ができたらしい。しかも彼氏はこの高校に居る!」
・・・俺だよ。
「だから?」
「だからってお前。南風風鈴って言えば隠れファンまでいるS級人物だぞ?」
「そうなのか。」
「興味なさそうだな・・・」
違った意味であるけどね。
ガララララ。
ガチャペン?
「瑞樹!お前南風風鈴と付きあってんのか?」
まぁたクラスの視線一気に俺に向いたし
「あぁ、そうだけど?」



クラスの時が止まった。
「それがどうした?」
「や、どうしたって言われても。。。」
ヴゥーヴゥー
[南風風鈴]
風鈴から電話かよ。タイミングわり—。
「もしもし。」
『あ、瑞樹』
「どうした?」
『え、非常に申し難いんだけど、私美術部に入ってるんだぁ』
「それがどうしたんだよ?」
『この部活恋愛禁止なんだよね。で、付きあってんのバレてさ・・・』
「で?」
『先生が付き合うなら彼氏連れて来いと。』
「じゃあ放課後に行くわ。」
『うん。』
「じゃあな」
『うん』
ブチッ
・・・ふぅ。
「今の南風風鈴か?」
「あぁ。」
「なんだって」
とりあえず電話の内容をザッと話した。
ガチャペンが口を開いた。
「美術部か。ムッカが顧問だな。」
「ムッカ?」
「体育会系の先生だ。きっとスポコン系をねらってる。」
「ということは・・・」
「そう、見に行く価値あり!」
もうこの段階で俺は無視されてたので弁当を食ってた。
クラスの奴ら色々喋ってるけど無視して弁当完食。
そして放課後。。。 「よし!瑞樹行くぞ!」
何故かクラスの奴ら以外も引き連れ総勢50人以上で海味高へと向かうのでっした。
はぁ・・・