【連れてく】

男だ。俺男だ。
「何やってんだか。早く行くよ。」
「お、おう」


自転車は普通だな。
てっきり何十万もする自転車だと思った。
ってかこの辺はきたこと無かったな。どうやって帰ろう
「瑞樹・・・アンタどうやって帰ろうか迷ってない?」
「まぁな」
「はぁ。呆れる。こっちだよ。」
なんで知ってんだよ。
って家に前来たんじゃん。
忘れてた。



〜〜〜20分後〜〜〜
着いたし。以外に近いような・・・
「とりあえず家に入れよ。」
「いいの?」
ここまで来て何を言うとる。
「今日は親も居ないし、いいよ」
「変な事しないでよ。」
「しねぇよ。信用しないなら帰れ。」
「わかった、わかった。信用するって。」
ガチャ
連れ込んじゃったよ。
まぁいいか。
「俺の部屋は二階の階段から一番遠い部屋だから。先に行っててくれ。」
「わかった。」
・・・茶でも沸かしてくか。
ってか風鈴って何考えてるか本当にわからないな。
俺ん家に何の用があって来たんだよ。
あ、お湯沸いた。急須に入れてと。さて、行くか。

ガチャ
「おまたせ」
「うん。お茶入れてきてくれたの?」
「あぁ」
「ありがと」
やっぱり可愛ぇな。
コレで純粋な子なら評価が高いのに。
「なぁ、何で家に来たんだよ?」
「え、暇だから」
「あ、そう」
「後、一般庶民の生活見てみたかった。」
「帰れよ」
「冗談だって」
冗談ねぇ。あんたが言うと冗談になりませんって。
「ってか何でトレジャーハンターなんだよ」
「家って金持ちでしょ?」
「金持ちだな。で?」
「あれって親父が見つけた宝のおかげでもあるの」
「お前の父親・・・」
「トレジャーハンターじゃ無いよ。」
「じゃあ何で?」
「カメラの仕事で山奥に行って遺跡?そういう感じの
場所を見つけてね。」
なるほど。コイツの父親カメラマンだったのか。
「所で風鈴」
「何?」
「お前って彼氏とかっているのか?」
「いないよ。告って来る奴はいるけどね」
「ふーん。いた事も無いのかよ。」
「無い!」
「じゃあ試しに俺と付き合ってみないか?」
「え・・・」
あーやっぱダメかなー。
「いいの?」
意外な反応。コレはもう確定!逆玉に一歩近づきました!
「でも私の財産狙いとかならヤダよ?」
ギクッ・・・
「そんな分けないだろ」
ココが山場だな。
「じゃあ何で私と付き合いたいの?」
どうするよ俺。
【信用できないなら付き合わない】(強気)
【好きだから】
【なんとなく】
【本音】
・・・続く!