かつて、カイロのアズハル大学の長であったスンニ派のアリム・シャイフ・アリム・アル=ビジュリ師が提案者でシーアの見解を誠実に検証し理解しようという試みで、シーア派の学者サィード・アブドゥ・アル=フセイン・ シャラフ・アル=ディーンと三年半に渡り書簡の交換。
のちにこの往復書簡が一冊の本に纏められ、1936年に『アル=ムラージャッアート』という題目で出版されました。 (アラビア語から英訳された題名は『The Right Path(正しい道))
本書はシーア教義の公正な理解を目的として交換された書簡による問答形式で成り立つ。
本書の翻訳を読む
この『イスラームに関する質問』の著者であるイスラム学者ムハンマド・ジャワド・シューリ師(Mohammad Jawad Chirri)の多大なる貢献により 1959年、エジプト、カイロのスンナ派イスラームの枢要、アズハル大学の総長イマーム・シェイク・ムハンマド・シャルトゥートゥ師によって
シーア法学派は他の法学派と同等の正当法学派として承認されました。
アズハル大学の総長だった(故)イマーム・シェイク・ムハンマド・シャルトゥートゥ師によるシーア法学派を正当法学派として認めた宗教布告は『イスラームに関する質問』のムスリム間の相違《著者のイスラーム統一への試み》で紹介しています。
本書では、預言者が全ムスリムの中から兄弟として唯一選ばれたイマーム・アリーの政治・宗教上の位置付け、預言者ムハンマドとの精神的関係、イスラーム国家の成立 および宗教の浸透におけるイマームの貢献。 カリフとして、また政治家としてのイマーム・アリーを彼の生涯に起こった歴史的出来事と、預言者の宣言から正統カリフの終わりにかけての53年間の出来事との関係を、 その歴史上の出来事を記録している真正ハディースならびに信頼されている伝承の書から論じる。
※原語のアラビア語から英訳されたものを和訳して紹介。
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