自転車              BY ちゃちゃ               1999年11月06日


われわれの生活にとって、車は無くてはならない道具である、となにかの記事で読んだことがあるが、私の場合・・・・・・


毎日、雨の日にも、風の日にも365日使用するものは、一体何種類ぐらいあるのか・・・・・・・なんてことは考えたことが無いけど、私の場合自転車だけは忘れてはならない存在です。
駅に行くまで、自転車で10分!!この10分がどれだけ大事な時間か、皆さんも十分お分かりになるだろう。そう、自転車がなければ、会社にいけないのであーる。生活費を稼ぐための大切な道具です。・・・・・・早起きできないの!だから時間がないの!

もしも、もしもそんな大切な自転車が、出勤タイムにパンクしていたら・・・・・・

去年のある冬の朝の出来事だった。悪夢としか思えなかった。大切な自転車がパンクしていた!!これは一大事!!「会社に遅刻する」寝ぼけた頭がいっぺんに醒めてしまった。

いつもの電車まで15分!!歩いていけば20分・・・・・バスの時間は・・・・・ぜんぜん知らん!!
どーしよっ!何でコンなことになんねん。嫁さんの自転車で行こう!!でも・・・・嫁さんも自転車が命!!

時間は、どんどん過ぎてく!!今日は休もうぜっ!!心の中の悪魔がささやく!!
うーん、なんて言い訳すんねん!?・・・・善の心が、叫ぶ!!

その時、私の目にとまったものがあった!!もう一台の自転車だ!!子供の自転車がある!!

みなさんは、大人になってから子供用の自転車に乗ったことがあるかなぁ?タイヤのサイズがちっちゃくて、こぐのに大変だよぉ〜。

想像してください、トレンチコートを羽織った中年のちょっとデブなおやじが、一生懸命子供の自転車をこいでいる姿を!!
道行くOLのお姉さんがわらうんですよ〜ぉ!!同士であるサラリーマン諸君もわらってるんですよ〜ぉ。

しかーし!!私には生活が、かかってるんだ!!と、心の中でぼやきながらも、一生懸命にペダルを漕いだ!!
いつもの3倍はペダルをこいだ!!額から流れる汗!ワナワナと震える膝!!なんとか、時間には間に合ったもののそこには、悲しい中年サラリーマンの姿があったのだった。でもね、本当はね死ぬほど恥ずかしかったの。・・・・・・・おちまい
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