落としてドッキリ・・の巻き 

ちゃちゃ  01年11月27日

何を隠そう、私の小学校時代はすごかった!何が凄かったか!?走らせれば学年一番!泳げば学年一番!実に快活で、面倒見がよく、親分肌みたいな小学生だった。(自分で言うと嘘くさい!)

しかし、勉強は一番悪かった。
そういえば、あんまりテストの点数が悪かったので、給食ナプキンを入れる袋にテストを隠し持って帰ったことがある。

わかるかな?あの、カバンにブラブラぶら下げるやつね。当時の私としては完全犯罪のつもりだったんだけど、どうもふざけて帰るうちに給食袋の口がゆるんで、テストが落ちてしまったらしい。

んで、そんなことには全然気がつかないで、そう、テストを隠していたこともすっかり忘れて、おやつを食べて、今まさに遊びに行かんとしたとき・・・悲劇は起こった。

近所のおばさんが、偶然にも私のテストを拾ったらしく、わざわざ家まで届けてくれた。いまでも、忘れません。

「これ、ちゃちゃ君のテストやろ・・・・・」なんだかにやにやしながら、母にテストを広げて見せている。
「えらいすんません。でも・・・・・・」といいながら鬼のような形相でにらみつける母。

ばれてもた!!!えらいこっちゃ〜!!!なんでこっそり渡してくれないんだよぉ・・・。でも、手遅れ。
これでもかぁ〜!っと、言わんばかりにテストを広げて見せるおばさん。その紙に赤い字でデカデカと書かれている数字は、
 12点!!


ひーっ!恥ずかしいよぉ〜。穴があったら隠れたいって心境はまさにこのときに使う言葉でしょう。
いや、母の方がもっと恥ずかしかったでしょうね。きっと。

しかし、私は、学校の勉強はからきしだめだったけど、悪知恵はよく働く子供だった。
「もって帰らなければいいじゃん!落とすこともないしー。決まったね千葉ちゃん!

ってことで、今度は学校の机の中に返してもらったテストをきれいに綴じてためてたの。

でも、世の中は大人が言うように、そんなに甘くはなかった。今度は先生に見つけられてしまい、親まで呼び出されてしまうという、これまた最悪の事態を起こしてしまった。
今と変わらず、全く懲りないやつ!!

初めてブラックコーヒーを飲んだときのような、ほろ苦い小学校時代の1ページでした。

そのおばさんは、やっぱり今も近所に住んでいて、私の子供たちに習字を教えてくれている。

いまも、やっぱり頭が上がらない・・・・・トホホホ。