「コンビニにて」                               

 

 どうでもいいことだが、気に障ってしょうがない。

コンビニで買い物をするとき。例えば100円カフェ

・オレを購入しようとしたとする。当然消費税がかか

るので、レジ担当の人は「105円になります」とい

う。

 わたしは財布の中身をのぞく。100円玉がない。

でも5円玉が1枚ある。お釣りのことを考えて、わた

しはまず5円玉を「パチン」と卓上に置く。そして千

円札を探そうとしたその瞬間、わたしの動きを凝視

していたレジ担当員は「ポチポチッ」と先にレジに

1005円と打ち込む。わたしはこれがたまらなく気に障る。

 そりゃあわたしはあなたの思惑通り1005円出しますさ。でもまだ出してないんですぜ。出す前から勝手

に打ち込まんでくれ。そんなことされたら是が非でも10円玉かき集めてちょうど105円払いたくなるんだこ

っちは。いやどうでもいい。たしかにどうでもいいことなんだが、私には気に障ってしょうがない。

 いちコンビニ店員にわたしの行動を先読みされて、なおかつ当てられてたまるものか。いちコンビニ店員

はなおも顔色変えずこっちを見ている。完全に流れ作業化だ。わたしは「早く払ってくれ」と言わんばかりの

このオーラに負けて素直に千円札払ってしまう。

 次こそは店員の意に反して500円玉出してやる! そう強く誓う今日この頃だ。

(なお右上の写真のコンビニはこの文章には一切関係ありません。)