セクシュアリティについて、その2です。


その1の文章で言葉が足りない部分がありすぎて、まず皆様に「これは?」って指摘していただいてから書いた方がいいんじゃないかという気もしないではないんですけれども、
とりあえず、思いついたところから。




と、いうか、こーいう話をするつもりだったら、まず私の「セクシュアリティ」についてお話しとくべきなのかもしれませんね。
私の場合、これを「性的指向」「性的志向」「性的嗜好」どれと考えてくださっても、または「性に関わる全てのこと」ととってくださっても、別にいいんですけど……
って、言葉の意味が同じだからじゃないですよ。単に、私の「性的指向」と「性的志向」と「性的嗜好」は、同じ内容だからです(笑)。
ちなみに、個人の「性的」な話は、公の場で話すべきじゃない……と、お思いの方は、気分を害さないためにもこれから先は流し読みするか飛ばすことをオススメします。
そもそも、私はですね、たぶん、他のページをお読みになった方はすでにおわかりかと思いますが……自分を出すこと、ぜーんぜん、平気なんです。
精神的な面でも肉体的な面でも言説でも主張でもプライベートでも。
露出狂? っていわれちゃうくらいに、ひとに自分を見せること、平気です。……っつーか、好きです(笑)。
もともと文章を書くのが好きで、私にとって文章というのは自分の考えを示す方法で、どんな文章にも自分の考えが表れていて、いわば人生切り売りして露店で売ってるようなもんで……
小説(もどき)も、詩(もどき(笑))も、私の人格、出てます。
そーいうわけで、自分のセクシュアリティについて語ることは、私にとってはごくごく自然なことなんですね。
……と、いうか、セクシュアリティについて語って、社会的な非難を受けるかも……とか、差別されるかも……なーんてことは、
「社会的差別」にケンカ売ろうと思ってる人間にしてみれば、いまさらなにを(笑)って感じのこと、ですから。
まあ、それは私の考えなんで、口に出したい、ってのも私のワガママなんで、ほかに押しつける気もないし、話したくない人は話さないとゆーのが当たり前なんですけれどもね。
私は、話しちゃう(笑)。
そーゆータイプなもんで……




で、回り道してるように思えますが、最終的にはそうではなく、
上の内容は、私のセクシュアリティにとっても関係があります。
……と、私は思ってます。
どーいう点が? という本題の前に、もうちょっとまわりくどく説明させていただきますね。




私のセクシュアリティは、今のところ、「一般」の定義からはちょっとずれたものです。(と、いう気がしてます。)
私よりもっとセクシュアリティについて詳しい方は、「それは〜だよ」って言ってくれるのかもしれない。そうやって定義してくださることは歓迎しますので、メールででも、掲示板ででも言って下さいませ。考えてみます。……申し訳ないことに、そのとおり、と受け入れるかどうかはまた別ですけれども(^^;; 聞かせていただきたいので……
で、どのようにずれているかといいますと、
……うーん……、
こういう書き方をするのは、誤解(と、私には思われる)を招く危険性があるんで、不安なんですけど……
まずね、私、あんまり性欲がないんです。
と、いうと、「性欲」ってなに? という方向に話しを持っていきたくなっちゃうんですが、まあ、今はそれはやめておいて、
仮に「性欲」を、「性的な欲求」とし、つまりは「性的」になにかしたいと思うこと、を「性欲」としますと……
それってよくわかんない〜〜〜……という感じになります。
よくわかんないのは経験が足りないのよっ! と、言って下さった方もいらっしゃいますし、それは、まあ、そうかもしれないし、実際にそうなのかどうかはそのうちおいおいわかっていくと思うんですが……
今の私の感覚的には、「経験不足」の問題じゃなくて、そもそも私の本質の問題じゃないかなぁ? という気がします。
じゃあ本質って何? と、寄り道したい欲求はひとまず置いときましてねっ(笑)。




言い直します。
私、「性欲」がないわけでは、ないです。たぶん。
正確には、「性欲」が、ちょっと、ふつーに「性欲」と聞いて(私が)思い浮かべるとこからちょっとずれた、私にとってはとても自然なとこに、局地的に存在してる……感じ。
ほかのところにないわけじゃないんですが、そこに存在し、依存しているという感覚がとてもとても強い。



私の「性欲」って、「精神面」にめちゃくちゃ偏ってます。
んでもって、「言葉」「会話」「文章」「言語的コミュニケーション」に、そりゃもう、かなりの部分、よりかかってます。
ついでに、「精神面」の「性欲」に関しては、同性異性無性おかまいなし、なんでもOK♪ なタイプ、です。
それが「肉体的」な「性欲」に影響することも、あるには、あります、が。
それは、まだイマイチ自覚症状がない……。
肌の接触とか、行為そのものよりも、とにかく「会話」とか、「言語的コミュニケーション」に、めちゃくちゃ「性欲」が偏ってて、これに関しては、自覚症状強すぎるくらい(笑)。
「性欲」というより、「欲求」そのものがここに属してるって言った方が早いかも? 「露出狂」と言われて、うんそうね、と答えてしまう理由もここにあり。
私、自分を「言葉」で表現して、誰かに伝えて、「言葉」を媒介にしてコミュニケーションをとる、という行為に、非常にセクシュアルな快感を得る人間なんですね。
……会話の全部が全部、セクシュアルな感覚に結びつく、ってわけじゃないんですけれども、ちょっとエロティックな会話とか、文章とか、かなり……視覚より、触覚より、ずぅっと、私に響きます。
そういう感覚に結びつかないものもあるし、そもそも、そんな「欲求」は「性欲」とは別のものよ、という人もいらっしゃるとは思うんですけれども……
私の、自覚としては、自分の感覚としては、とりあえず……「性欲」と、いってみてます。




で、「精神面」に限ってしまうと、私、自分の性別もジェンダーも「性的指向」も「性的志向」も「性的嗜好」も、そりゃもー、そのときどきで可変性ありまくり、柔軟に対処させていただきます♪ という状態になってしまって、
基本的には私の性別は女性で、
性自認(自分の性がどんなものと認識しているか)も女性で、
セクシュアリティ(性的指向も性的志向も性的嗜好も)は両性……なんだと思います、けど、
「一般的」に定義すれば、「バイセクシュアルの女性」になるんでしょうけれども、
いまいち……その前に、なんか、感覚的に……
「一般」の、「セクシュアリティ」という言葉、それにまつわる体験談、その話から受けた印象……と、私の、自分の感覚……は、ズレがあるんですよね。
まあ、そりゃ、他人の感覚をそのまま理解することはできないと思ってますし、これから先どのように変化するかも全然わからず、それはむしろ楽しみではあるんですけれどもね。



今のところ、私が、「あなたのセクシュアリティは?」と聞かれた時の返答は、
「うん、このまんま♪」と、聞いたひとの判断にまかせてしまうという非常に無責任なものなんですけれども(笑)、
あえて、「言葉」で定義するなら、
「非常に精神面に偏っていて、「言語的コミュニケーション」が重要なポイントになり、
指向・志向・嗜好は両性で、バイセクシュアル」
……なんでしょうかねぇ……。うまい言葉がみつからないなぁ……(悔しい(笑))。
ここで「精神的バイセクシュアル」っていう言葉で表現すると、誤解されそうですしねぇ……
(それはみんなそうでしょう(^^)? という、非常に好意的な言葉をもらったことがあるので)
いや、たぶん、肉体的にもこだわりはないので、精神的にも肉体的にもバイセクシュアルなんですけど。
私にとって、バイセクシュアルかどうか、ということよりも、私のセクシュアリティがただひたすら「精神面」にあって、「言語的コミュニケーション」を重視している、ということの方が重要なんですよね……
—————って、こういう書き方すると、へたしたら「そんな人間にセクシュアリティについて語る資格はない!」とかいうお叱りをうけるかも、なんですけど、
……だって、語りたいんだもん(笑)。
こーゆー「語り」も、私にとっては、非常にセクシュアルなもの、なんですよね。




個人的な語りだけでページが埋まってしまった……(笑)。
と、いうわけで、次はもう少し他の話など。


1998/12/08



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