銀河昔話 1

『昔々あるところに赤毛のお兄さんと金髪の美女が二人で住んでいました。
もちろんラブラブです、二人の生活を邪魔する者はいません。
しかし、ある日二人で川へ泳ぎに行ったとき、金色の桃が流れてきました。
なぜか、悪い予感がした二人は泳ぐのを止め、帰ろうとしたのですが
突然桃から人が飛び出してきて、二人の前に立ちはだかり・・・・・高圧的に

「私はラインハルトと言う、二人の子供にしろ!」

心の優しい二人は仕方なく、この子を子供にしてあげました。
この日から二人の生活が狂い始めたのです。
ラインハルトは金髪の美女に一日中くっつき離れません。
赤毛のお兄さんはこの小僧をいつからか憎んでいました。
美女も毎日が最悪の気分で過ごしてました。 彼女は毎日「赤毛との日々を返して・・・」と嘆くばかりです。
当のラインハルトはそんなことを気にせず、金髪の美女に毎日くっつけて幸せです。
どうやら、彼は美女に恋をしてしまったみたいです・・そうなると赤毛が邪魔になりました。
彼は毎日赤毛を苛めました、靴に画鋲をいれたり、赤毛の机に菊の花を置いたり
牛乳を拭いて洗ってない雑巾を投げつけたり、味噌汁に下剤を入れたり、ありとあらゆる手を使って苛めました。
しかし、赤毛は笑顔で「子供のいたずらだから」と毎回許すのです・・それが彼は気に入らなく、もっと苛めるのでした。
実は赤毛は毎日キレテいたのです、夜になると山の中にあるサンドバックを殴りに一人外出していました。
ある意味それが良かったか、彼は美女と二人で過ごしていた時より鍛えられていました。
赤毛が山に行ってる時、美女も実は川原で毎日瓦を割ってストレスを発散していました・・・この事実は誰も知りません
ラインハルトは夜ぐっすり眠っていたとさ♪♪
しかし、二人がらぶらぶしようとする時だけ、なぜか目が覚めたみたいで
二人はラブラブできなかったのだ・・・

3年ほど経ちました、ここから生活が新たに変わるのです。
なんと、いきなり鬼が美女を攫いに来たのです、もちろんその鬼は赤毛にぼこぼこにされました。
3年の間に鍛えられた赤毛はムキムキマッチョになり無敵でした。
赤毛はぼこぼこにした鬼に問い詰めました、なぜ美女を攫いに来たかを
そしたら鬼は答えました、鬼が島の鬼皇帝が美女を攫って来いとの命令を鬼達に出したと、それで来たのだ。
赤毛は鬼の言葉を聞き愕然としました、こうなったら毎日鬼が美女を攫いに来るではないか・・対策を考えなくては。
赤毛と美女は一日かかって対策を考え付きました。
なんとラインハルトを鬼退治に行かせたのです。
ラインハルトも美女の役に立てると聞いて張りきって鬼退治に出かけました。
ついでに言うと赤毛と鬼の戦いを見て、血が熱くなるのを感じたのです、どうやら自分は戦いが好きなようだと気づいたのです。
ラインハルトは美女にアップフエル・トルテをいっぱい作ってもらい、それを持って鬼退治に出かけました。
ラインハルトが出かけた後、二人は相談しました・・・昔の生活に戻るチャンスは今しかない!!
っということで二人は引越ししてしまったのです・・・後日ラインハルトはこの家に帰ってきたときショックを受けたみたいです。

鬼退治に出かけて一日目、道で世間でも評判の悪い暴れ猪が倒れていました、どうやらお腹がすいてるようです。
ラインハルトはアップフエル・トルテをあげました、猪はむしゃぶりつき、ラインハルトの持ってるアップフエル・トルテの半分を食べてしました。
食べ終わった後「この恩は忘れない、なんでも言ってくれ」
っと言ったので、「鬼退治に行くからついてこい」とラインハルトは言い、猪をお供にしました。
次の日今度は河童が頭のサラを割って倒れていました、ラインハルトはすぐ猪に水を運ばせて河童にかけてやりました。
河童は復活して、「美術品もってはないか?」訳のわからんことを言い始めました、「ない」と答えると「そうか」と立ち去ろうとしました。
しかし、ラインハルトを見つめ、あなたは「美術品より美しい、だからずっと眺めていたい」と言い出しました。
そんなに見つめたくても今から鬼退治に行くから無理だとラインハルトは言ったのですが
河童は「私もついて行く」とほざき、ついて行くことになりました。
道中河童は私は美術品マニア、美術品を愛してます、この髭素敵でしょうなど自慢ばかりしていました・・「だから?」って感じでした・・・
それで次の日三人は港につきました、鬼が島に行くため船を捜し始めました。
船を探してる時乞食に出会いました、ラインハルトは乞食が「なにか食わせろ」と言ってきたから
最後の腐りかけたアップフエル・トルテをあげました、乞食は腐ってるにも関わらず、むちゅっとかぶりつき喜びました・・・うまっちっと叫び!
乞食は「あなたの為に働きましょう」といきなり言い出し、鬼退治についてくることになりました。
後日乞食は「俺は食うために鬼と戦ったのだ」と自慢するようになったみたいです。
四人になった彼らは船こと三人乗り白鳥ボートを発見、それをラインハルトは気に入りました。
ラインハルトは白鳥ボートにブリュンヒルトと名前をつけ、それで鬼が島に行くことになりました。
ボートには三人しか乗れないので、猪と乞食が左右でこぎラインハルトは真中、河童は泳ぐことになりました。
いちおう、はぐれてはいけないので河童の首に長めに紐をつけ、ボートに結びました。
河童は平泳ぎで、鬼が島まで行くことになりましたが、しょっちゅう泳ぐのをサボって引っ張ってもらっていたみたいです。

2日後ついに鬼が島につきました・・決戦です!!
自分を中心に猪と乞食が前衛、河童は後衛とのラインハルトは命令をし、突撃しました。
鬼達もいきなりの奇襲で混乱してます、かなりの被害が出た後に鬼達も反撃に出てきましたが
猪と乞食がかなり強かったので歯が立ちません、そのうち乞食はそこらへんにある高級料理に飛びつきました。
どうやら戦いを忘れているようです・・鬼達も総司令官疾風鬼が指揮をすることによって
秩序を取り戻し、猛攻撃に出てきました、さすがの猪も後退余儀なくされ、ラインハルト達はピンチになりました。
そのとき疾風鬼を応援する美少女を乞食は発見、乞食は早速その美少女を人質にとり、疾風鬼に降伏勧告をしました。
疾風鬼は愛する美少女が人質に取られあっさり降伏しました・・・他の鬼達もしかたなく降伏しました。
ラインハルトは鬼皇帝はどこにいると訪ね、私室で女性相手に汗を流してると聞き、怒り心頭!!
疾風鬼に連れてこいと命令しました、疾風鬼はその名に恥じぬ行動で鬼皇帝の部屋へ突入!!
女性二人を相手にしていた鬼皇帝の首根っこをつかみ、ラインハルトの前に膝まづかせました。
ラインハルトは鬼皇帝に部下になれ、そして私に皇帝を譲れと脅迫しました。
鬼皇帝は左右違う目の色を光らせて「いやだ、俺は誰の下にもつかない」と言ったのでラインハルトに首をはねられました。
これで鬼が島はラインハルトが支配することになりました、彼はもう美女を攫うの止めることを誓わせ
とりあえず金髪の美女に会いたいから帰ることにしました。
もちろん鬼が島からいっぱいプレゼントになりそうなものを持っていきました。
そのとき猪と乞食はここはおいしい食べ物がいっぱいあるから残ると言い、河童もここは美術品の山だから残ると言って
ラインハルトと別れることになりました、ブリュンヒルトを一人で漕ぐのはつらかったです、寂しかったです、泣きそうになったようです
っで結局一人で実家に帰るラインハルト・・・・だけど赤毛さんと金髪美女はもうどこか遠いところに行ってたんだとさ・・・・・おしまい・・・』


「どうですか、アンネローゼ様こんな話は?」

キルヒアイスは自分の力作をアンネローゼに話した
アンネローゼは少し意地悪な感じでキルヒアイスに言った

「せっかくお話なのにジークと私は全然出てこないのね、結局はラインハルトの話になるんだから(笑)」

「すいません・・・私たちのことを熱く語ろうと思ったのですが、アンネローゼ様が気にいらなかったらどうしようと思い
・・いつの間にかこんな話になってしまいました・・すいません・・」
ほんとに申し訳なさそうに謝罪するキルヒアイス、アンネローゼはそこがまたジークの可愛いとこだと思っていた

「ジークにはもっと覇気をもってほしわ、控えめなのもいいけど、私をリードするジークもたまにみたいわ(笑)
ラインハルトをしのぐ覇気、いつかジークの身につけてほしわね、ふふふ」

など冗談で言うアンネローゼであった・・キルヒアイスは「リード」の一言で少しショックを受けていた・・
冗談だと気づかない辺りがキルヒアイスらしいが・・・
アンネローゼ様は・・・満足していないのか経験不足の私では・・・これからもっとがんばらなくてはと誓うキルヒアイスであった

二人きっりで会える時間は短い、しかし二人は幸せである、今この幸せをかみしめて二人はまた抱き合うのであった・・・・


その頃ラインハルトは元帥府の私室で・・・
「キルヒアイス、どこいる、雷が怖いよ〜〜〜キルヒアイス、キルヒアイス、キルヒアイスーーーー」
っと連呼していたみたいです・・・




後書きです・・・・・
相変らず読みにくい・・読みやすくなる方法ないかな??
なんかネタ考えていたら、こんなストーリー出来あがっちゃいました(笑)
昔話で終わろうと思ったら、ジークのお話のほうがいいかな〜なんて思って
結局は彼らのラブラブの一こまみたいな感じかな・・・??
それにしてもアンネローゼが話の内容にあまり突っ込まなかったのが書き足りないかな・・
ラインハルトを散々に書くジークに対して彼女をどう思ったのでしょう??同感したのかな?(爆)
お供の猪、河童、乞食は誰だかわかりました?疾風鬼とその彼女、鬼皇帝、赤毛、金髪美女など
ラインハルト以外名前出しませんでした・・・出さないほうが面白いかな?なんて思って・・わかりますよね??
自分的にヒットは河童です、彼の髪をザビエル風にそったらなんて妄想してたら河童君が出来あがりました(爆)
誰か〜〜昔話キャラ達イラスト書いて〜〜と最後に嘆いてみました・・・(笑)
文章書くのって・・むずかいしね・・・ちゃんちゃん・・



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