服薬と妊娠
この病気になって一番気がかりだったのは、薬のことでした。
心療内科で「服薬してる間は妊娠はダメだからね」と言われてました。
正直そう言われた時はへこみました(T△T)
しかし結婚半年のある日、妊娠発覚・・・。
「どうしよう・・・。どうしたらいいの?」
「どのくらい薬は危ないの?」
「薬を飲んでたらダメなの?」
ものすごく不安になりました。
そんな中、幸い産婦人科の紹介で虎の門病院の「妊娠と薬」の外来に行き
詳しく調べてもらいました。
産婦人科の先生と薬剤師さんの二人が
「多分〜」とか「〜でしょう」などの曖昧な言葉ではなく
はっきり「こうです」と話してくださったのが印象的でした。
私が調べてももらった薬の一つセニランについて・・・
セニラン(ベンゾジアゼピン系抗不安薬)
マウス、ラット、ウサギにそれぞれ人間に服薬する量の200倍、400倍、600倍を服薬させ、
妊娠出産の結果、障害のある胎児は生まれず。
人間での実験は不可能の為、日本と日本以外の国でこれを服薬のうえ
妊娠出産された方の報告によると
この薬による障害の報告はなしとのこと。
ただ、どうしても1〜2%の障害が発生することはあるが、
服薬に関係なく自然に発生する確率だそうです。
安心はしましたが、減薬をしたいと思い
1日3錠のところ1日半錠程度(具合が悪い時に)
飲むことにしました。
妊娠初期はこれくらい服薬
妊娠月数 |
2ヶ月 |
3ヶ月 |
4ヶ月 |
セニラン |
8錠 |
4錠 |
2錠 |
※5ヶ月以降はパニック発作がかなり治まった為、
1ヶ月に1錠程度の服薬で済みました。
ちなみに、なぜ本などに書かれてる情報は
抗不安薬の薬の危険度数が高く記されているか・・・
私が自分で調べた情報と今回聞いた話とでは
違いがありすぎました。
たしかに、このような薬を飲んだら
障害のある赤ちゃんが生まれるということが
言われてた時代があったそうでしす。
「服薬はダメだ!」と言う医師がいるのは
この頃の常識があってのことのようです。
しかし、一つ一つ薬を調べていくと
殆どがそうではない結果が出たそうです。
薬が問題視されていた時代があったことは事実である為
いまだに高い危険性が記されているそうです。
パニックだけど、妊娠をあきらめないで良かったです。
諦めていたら私の人生に息子と娘が存在しなかったんですもの・・・。
そう思うと医師の一言って人生を変えてしまうことになるんですね。
きちんとした情報を患者に与えてほしいなぁ・・と
思いました。
※ちなみに二人目はレキソタンを初期〜後期まで具合の悪い時のみ服薬
☆薬のコトで悩んでいる方、是非こちらで相談を!!
妊娠と薬の相談外来のある病院リスト
※いずれも電話相談は受け付けていない
病院名 |
電話 |
診察曜日等・・・ |
国立育成医療センター
妊娠と薬の情報センター
|
03−5494−7845 |
外来での説明か主治医からの説明か選択可能
外来の場合:「妊娠と薬外来」
毎週月曜、水曜 \5250 |
虎ノ門病院
「妊娠と薬相談外来」 |
03−3588−1111 |
毎週水曜
\9450 |
聖路加国際病院
「妊娠と薬相談クリニック」 |
03−3541−5151 |
毎週水曜
30分で\12000 |
大阪府立母子健康
総合医療センター
「母性内科」 |
0725−56−1220 |
通常の診察の形態
で行う |
新潟大病院
産婦人科遺伝外来 |
025−223−6161 |
毎週水曜
診察の形で行う |
2004.12.19 読売新聞より抜粋
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