『お姫様』

                       作者 アイニャン         

                第1章             2000.2.1


  ある町に、とってもこまるお姫様がいました。そのお姫様のおとう

 さんの王様は、ふと考えました。

  「そうだ、姫をひとりたびさせたら心が変わりおとなしくなるんじゃ

 ないのか」

 と言いました。それをきいたお姫様はよろこんで、

  「おとうさん、私よろこんでたびをするわ。けど、けらいを2〜3人

 つれていかないといやよ。それから明日からたびに出るわ。だから

 食料をいっぱい作っておいてね。」

 と言って、自分の部屋へ行きねてしまいました。

  そして次の日、姫はしたくをして、けらいを2人つれていき、食料を

 つめこんだバッグを持つと、けらいとともにたびだっていきました。

  姫たちは歩きつづけました。時々休けいして、ごはんを食べたりし

 ました。そうして、2日ばかりいくと、一つの村につきました。姫は、

  「ちょうどいいわ、やどにとまって、少し食料をかってから、もう一

 度たびに出発しましょう。」

 そうして、やどにとめてもらい、次の日食料をかうと、出発していき

 ました。そしたら、なんと村人の中に王様がいたんです。それはきっ

 と、お姫様のことが心配だったんでしょうね。そして、王様はまたつ

 いていきました。

  そうとも知らず、姫は歩きつづけていました。そして5日後、また村

 がありました。姫はハーハー、ゼーゼー言いながら

  「ここで休みましょう。」といいながら、フラフラしてやどにとびこん

 でいきました。心配になった王様は別のへやにとめてもらいました。

                                   
                                   つづく

                      第2章                 2000.3.5


  王様は、そっと窓から外を見ました。すると姫はあっという間に元気

 になり、外で遊んでいましたので、王様はびっくりしました。そして夜に

 なって、みんなは寝ました。でも姫と家来だけは起きてトランプをして

 いました。11時になると、さすがの姫も寝てしまいました。

  そして朝、姫は早起きして朝ごはんを食べ、出発しようとしたのです

 が、家来はまだ寝ていました。姫は起こそうとしましたが、旅のせいで

 やさしくなってきていたので、もう少し寝かせてあげることにしました。

 そして家来は11時になると起きました。そして旅に出ていきました。

 が、王様は寝坊をしてしまい、ついていくつもりだったのに、放ってい

 かれてしまいました。そして、王様は姫たちが行ってからすぐ目をさま

 しました。でも姫がいないのに気がつき急いでついて行きました。

  ところが姫たちはどんどん進んで行き、『ゆうえんちの森』というとこ

 ろの入り口にくると、いきなりなぞなぞ星人が待っていて、それを見た

 姫たちはびっくりしました。そしてなぞなぞ星人は、

  「中に入りたければ、私の出すなぞなぞにこたえろ

 と言いました。そして姫は、

  「わかったわ。早くなぞなぞを出してよ。」

 と自信満々に言いました。

  「じゃあ、問題を出すぞー。」

 と、なぞなぞ星人が言い、

  「アカトンボをおふろに入れたらどうなるでしょうか?

 と、言いました。

  さあ、読者の皆様も考えて下さいね。答えが解った人は掲示板に

 書いて下さいね!)

 姫は、ほんの少し考えただけで、

 「わかったわ!こたえは・・・・」

                                   つづく
 



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