オーパーツ

 1.オーパーツとは?

  オーパーツとは、Out Of Place Artifactsの略で、場違いな遺物という意味です。すなわち、その時代にあったはずがないほど、高度な技術や近年の知識が使用されている遺跡や遺物のことを意味します。

 2.いろいろなオーパーツ

  オーパーツには、大小 形様々な形があります。 ここでは、代表的なオーパーツを紹介しましょう。


 水晶髑髏

 古代マヤ王国で制作されたとされている。 1927年にマヤのペリーズ遺跡でミッチェルヘッジス(探検家)が発見した。
高さ25センチ、重さ約5.4キロ。年代測定法によれば約3600年前のものらしい。
天然の山水晶をくりぬいて作られており、下顎は取り外し可能、上下の歯はぴったり合うほど精巧に作られている。この髑髏は解剖学的に見ても正確に女性の頭蓋を再現している。
 顎に下から光を当てると、両眼が発光する。水晶の光の屈折率は複雑で、
このような加工は現代でも不可能であるらしい。
この水晶髑髏は、
古代のマヤの神官が儀式のために使用していたと考えられている。というのも、この水晶が発する光を見つめると、1分弱のうちに8割近い人々は催眠状態に陥ってしまうからである。このため、手術の際に麻酔の代わりとして用いられたという説もある(西ドイツの心理学者エリック・リヒターが、この実験に成功している)。また催眠治療にも使われたらしい。
ちなみに、太陽の光を当てると虹のように七色に、ロウソクの火をあてると紫色に光る。
 髑髏はこれまでに3つ発見されている。伝説では13個あるらしい。
歯列の溝線には、回転力を応用した形跡があるが、マヤの時代にドリルなどが存在するはずはない。彼らが持っていた技術でこれを造ろうとすると、約150年間毎日少しずつ削り続けなければならない。つまり、マヤ文明は、高度な技術を持っていたのである。


コスタリカの鉄球

 1930年初めに、中米・コスタリカのジャングルで発見された人造大石球
これら、大小200個の石球はほぼ正確な真円球で、
こういった加工は現代でも難しいとされている。
石球は花崗岩(一部は石灰岩)製で、
直径2cm〜2.6m。重量は最大で約25t
どれくらい正確な真円球かというと、
直径との誤差の最大値は0.2%。全く誤差のない石球も2つ発見されている。
 おそらくこの石球の制作者達は、直径から球の形を正確に導けるほどの高度な数学的知識と、石をmm(ミリメートル)のずれもなく成形できるだけの技術を持っていたのだろう。学会では紀元4世紀から9世紀のディキス石器人だという。しかし彼等はまだ工具は持っていなかった。
 発見からしばらく経った頃、
石球の中には黄金が隠されている」といった噂が流れ、石球の大部分が破壊されてしまった。


大ピラミッド

 ピラミッドの建造方法が未だに謎である、というのは有名な話だ。ピラミッドは約5000年前に建てられたとされているが、その時代に巨大な石を寸分の違いなく積み重ね、しかも有名なギザの三大ピラミッドなどは数千年間崩れずに四角錐を維持している。ピラミッドが潰れずに済んでいるのは、内部の「重力拡散の間」と呼ばれる部屋がピラミッド全体の重力を和らげているおかげらしい。もちろんこの構造は、高度な技術と知識を必要とするものだ。
さらには、
材料である石の運搬方法も謎である。ナイル川を使って運ばれたらしいが、そもそも石の量が膨大であるし、例え船などを使って運搬したとしても石を岸に引き上げ、縄などを結び(あるいは台などに乗せ)、そこから建築場所まで運ぶ、などという手間をかけていては、到底建築に間に合うものではない。それに、ピラミッドに使用されている石は何tもの重さがあるので、それを運ぶ船を造るだけでこれまた膨大な木が必要になり(数隻で行ったり来たりしていても全くはかどらないので)、堂々巡りになってしまう。もちろん、陸路で運ぶというのは無理だ。石切場からピラミッドまでは遠く離れており(具体的なデータは現在手元にありません。後日追加します)、巨大な石を引きずって歩ける距離ではないし、時間ばかり無駄にかかってしまう。人手もばかにならない。
 ちなみに、「これがピラミッドの建築方法である」というような発表もいくつかあるが、
実際にピラミッド建築に成功した人はまだいない。


 オーパーツは、他にも沢山あります。樹下塾さんのホームページでは、いろいろなオーパーツの写真を展示しています。
是非行ってみましょう!

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