<対策>
国際的な対策

酸性雨に対する国際的な対応は、被害の大きいヨーロッパ諸国を中心に進み、「長距離越境大気汚染条約」「ヘルシンキ議定書」「ソフィア議定書」などが締結され、硫黄酸化物や窒素酸化物の排出抑制の取り組みが進められています。
まだ、日本では酸性雨による被害の報告はありませんが、環境庁による「酸性雨対策調査」の結果 によると、pH4台の酸性雨が全国的に観測されており、将来、影響が現れることが懸念されます。このため引き続き酸性雨に関するモニタリング調査や影響予測モデル等の開発などが推進されています。

 

先進国の対策

最も徹底すべき先進国
火力発電所や工場に脱硫、脱粉塵装置の設置をしています。また、酸性雨の原因でもある窒素酸化物の排出源でもある自動車の利用を配慮し、ハイブリッドカーなどが出回るようになってきました。

 

私達にできる対策

工場、火力発電所などからの化石燃料の燃焼が原因なので私達が直接、酸性雨へ何かするということはなかなか難しいです。「先進国の対策」で述べた通 りハイブリッドカーはこれから重要な対策の一つになるのではないでしょうか?しかし、まだまだ値段が高く、普及しているわけではありません。ハイブリッドカーの値段を下げたり通 常車に何かしらの規制を設けたりすれば、これから環境問題改善に役立つのではないでしょうか?このような地球に優しいライフスタイルを実践することが重要となってきています。