朝顔の絽縮緬

待ちにまった水無月。
単衣解禁の一日には、早速絽縮緬に袖を通す。
厳密に言えば絽縮緬にはまだ半月程早いのだが、
ここ最近の法則では1日から盛夏一杯までよいとされている。
季節感重視のお歴々の間では賛否両論あるらしいのだが、
管理人は自分にとって都合のいいルールを採用する。


この日は雨にやられたので、主に室内撮影。
一足早い朝顔の付け下げには、
青海波の絽塩瀬の染め帯を合わせ、比較的砕けた雰囲気に。
和食は食べた気がせず物足りないのだが、この着物はこういった場所がしっくりと来る。

 
 
妖しいバーのようだが、実は喫茶室。
発光性ペパーミントも、暗い室内では比較的優しい色目に映る。



ささくれることもなく年を重ねるほどに艶を増す西河の竹篭(左)。
※人間はこうも行かないのが辛いところだが・・・。
今日は着物と同色の巾着に差し替えてみた。

 
朝顔にあわせた青海波の絽塩瀬(中)に、房がバラバラにならない世話いらずの帯締め(右)。





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