第1章 [何に効くのか漢方薬湯]

収入激減っす……
ただいまご紹介に預かりましたプロのライター・ヨコタ氏です。でも「元」なので、クオリティに関してはまったく期待しないでくださいませ。文体バラバラだし、めんどうくさいので推敲も適当です。

ということで、天の声に居残りを命じられた私と、それに無理矢理つきあわされた親方氏、奈良氏の男3人ぶらりいい旅やれる店のスタートであります。

え?、とりあえず形式としましては、偉大なる先人スズキ様の『北海道ツアーレポート』を踏襲したいと思っておりますが、なにぶん私は写真を撮っておりません。その辺はみなさんの想像力でカバーしていただきたいものです。それから、かなり時間がたっているものですから虚偽の記述も数多く紛れ込んでいることでしょう。その辺はみなさんの判断力でカバーしていただきたいものです。

久々に原稿を書く私
ダイナミックもろくま
ねぎお氏とスズキ氏を空港で降ろしたあと、私と親方氏は一路札幌市内へと向かうのでありました。

とりあえず窓は閉まっているので寒風が車内に吹きすさぶこともなく、表向きは実に快適にドライブしていた2人。車内でどのような会話がなされていたのか、すっかり忘れてしまったが、博覧強記で知られる我々のことだから、おそらく高尚な会話に花が咲いていたに違いありません。少なくとも「『美味しんぼ』の最終回は、きっとこんな話になるに違いない」とかって話題でなかったことだけは確かです。

アカデミックな2人
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まあ、それなりの入湯料をとるだけのことはあって、風呂の種類が豊富でして、オヤジ客でにぎわってます。脱衣場の床もきれいに磨かれてぴかぴか。どんな風呂があるかというと、漢方薬入りの薬湯、ラベンダーだかなんだかの香りがついた風呂、泡風呂、超音波風呂、露店風呂、蒸し風呂、砂風呂、五右衛門風呂、キャッシュ風呂などなど。オヤジギャグもにぎわってます。

浴場の床もきれいに磨かれて滑る滑る。一生懸命うまいことを言おうとしてどんどん深みにはまっていく私であります。

まさに風呂天国
モザイク処理済です
さっそく2人は肩を並べて漢方薬湯にチン入でごんす(日刊ゲンダイ風)。湯の色はしこたま濁った黄土色。なにやら珍妙な香りが鼻孔を震わせます。

ふと壁に目をやると1枚のプレートが。「このお湯に浸かると局部がヒリヒリ痛くなることがあります。その場合は金冷法などで冷やしますと痛みは治まります」とかなんとか書いてある。「金冷法って普通に使う言葉かよ、おい」などと笑っていた親方氏ではありますが、その直後、

見事にヒリヒリが局部にヒット。

「先っちょあたりがヒリヒリする、っつー」などといいながら笑顔を引きつらせて洗い場へ直行。水をジャバジャバかけたものの、なかなか痛みは治まらないのでありました。

金冷法効果なし!
昇天?!(内外タイムス風)
予期せぬヒリヒリの襲撃はあったものの、全体的によき湯でした。すっかり満喫した気分で脱衣場に戻り、湯上がりのくつろぎタイムに突入ざ?んす(夕刊フジ風)。

さすがにちょっと湯あたりしたのか、私もボーッとしてはいたのですが、親方氏のようすはそれとはちょっと違うようです。あまりにも言葉数が少なく、体全体からマイナスのオーラがあふれ出ています。漢方薬湯の副作用なのでしょうか。ぐったりとイスに身を預け、焦点の合わない目で虚空を見やっているぞ。どうした親方氏、大丈夫か親方氏、立ち上がれ親方氏!

グッタリする親方氏
withアディダスのメッシュキャップ
話はさかのぼって登別から苫小牧に向かう間。ご存知のとおり運転席の窓は半開きのままであり、ドライバーの親方氏は頭部に寒風の直撃を受けていたのでした。「まあ、帽子かぶってるからなんとかなるでしょう」などと強がってはいたのですが、彼のキャップはメッシュで、ほとんど防風効果なし。あわてて私の帽子と交換したものの時すでに遅し。すっかり風邪をお召しになってしまわれたようです。そんな状態で風呂なんか入っちまったものだから、完全に病状は悪化。かなりグロッキーであります。漢方風呂、局部には効いても、風邪には効かず。
元気なころの親方氏

*編者註:ヨコタ氏は謙遜されていますが,実は素晴らしい写真の数々が残されています。
華麗な撮影テクニックを駆使した氏の紀行写真をご堪能下さい。

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