2005/07/18 (晴れ)
4:00頃に観音平の駐車上に到着。
おにぎりを食べて着替えをし、4:30頃に編笠岳を目指して出発する。
歩き始めはよく踏まれたなだらかな上りで、いつものように歩き始めで息が切れる
ようなことはなかった。
30分ほど歩くと『雲海』に到着。その名のとおり、雲海と、その向こうに富士山を見る
ことができる。
雲海付近。 富士山が見える
雲海からさらに30分ほど歩くと『押手川』に到着。ここで水分を補給するために小休止
する。
押手川から30分ほど歩くと、視界が開けてきて、振り返ると南アルプスが大きく見える
ようになってくる。南アルプスを背負う形で編笠岳の山頂と目指す。
天気がよくてとても気持ちがよい。
編笠岳山頂下。 南アルプスを背負って登る |
編笠岳山頂下。 富士山も見える。 |
編笠岳 山頂直下 |
編笠岳 山頂直下 |
出発して約2時間後、6:35に編笠岳山頂に到着。
360°の展望が広がる。
南アルプス、富士山が見える 遠くに北アルプスも見える。
そしてすぐ間近に赤岳、阿弥陀岳、権現岳が見える。
視界をさえぎるものがないためとても見晴らしがよいが、風が強い。
じっとしていると寒くなってきたので、写真をとったら休憩なしで
権現岳を目指すことにする。
編笠岳山頂 後ろはこれから目指す権現岳 |
編笠岳山頂より 左から阿弥陀岳、赤岳、ギボシ、権現岳 |
編笠岳から西岳 |
編笠岳山頂から富士山 |
編笠岳山頂はハイマツと石だらけ |
編笠岳から南アルプスの山々 |
編笠岳を後にしてまずは青年小屋を目指す。
ハイマツの中の溝状の道をぐんぐん下ると15分ほどで青年小屋に到着。
青年小屋から編笠岳を振り返ると、まさに編笠であることがわかる。
青年小屋付近から編笠岳を振り返る |
青年小屋から権現岳に少し進んで振り返る まさに編笠。 |
青年小屋から30分ほど歩き、のろし場に到着。武田信玄がここにのろし場を
置いたことが名前の由来らしい。たしかに見晴は良い。
ここに詰めていた当番は当時どんな気持ちでこんなところに詰めていたのだろう、
などと少し戦国時代に思いをはせる。(最近、浅田次郎の『武田信玄』を読んだばかり)
のろし場付近 |
のろし場からさらに30分ほど進むと、ギボシに到着。
巻いてもよかったが時間も体力も余っているので登っておくことにする。
鎖もロープもなくなかなかスリリングだが、慎重に行動すれば登るのは難しくない。
頂上には小さな祠がまつってある。
のろし場からギボシへの途中 |
ギボシ |
ギボシから編笠岳、赤岳 すばらしい眺め |
ギボシから権現岳 |
ギボシから約20分、8:40に権現岳山頂に到着。
山頂には大きな岩がありそこに鉄剣がまつられている。
想定していた到着時間よりだいぶ早い。早い昼食というより遅い朝食
を山頂付近でとる。
権現岳山頂にて |
権現岳山頂 |
権現岳から編笠岳、南アルプス |
権現岳からギボシ、のろし場 |
間近に豪快な阿弥陀岳と赤岳、特徴のある形の編笠岳を見、遠くに南アルプス、富士山、
そして同定できないたくさんの山に囲まれて、豪勢な食事だ(ただのコンビニおにぎりだが。。)。
簡単な食事を終えると下山のためにまずは三ツ頭岳を目指す。
三ツ頭岳からアブ(あるいはブヨ?)の数が異常に多くなった。
大きなものから小さなものまで合わせると、10匹くらいの虫が常に体にまつわりついてくる。
まつわりついてくるだけならともかく、放っておくと噛み付かれるので追い払わずにいられ
ない。
権現岳から三ツ頭岳への途中で振り返る |
権現岳から三ツ頭岳への途中で振り返る 権現岳山頂、阿弥陀岳、赤岳を見る |
三ツ頭岳山頂 後ろに権現岳、赤岳が見える。。がアブが何匹も まとわりついてきて景色を楽しめるような状況では なかった。 |
三ツ頭岳からはずっとアブがまつわりついてくるので、立ち止まって休憩する
気にもなれない。
手にもったタオルを振り回したり、頭と首にタオルを巻いて防戦する。
行き交う他の登山者もこの攻撃には閉口しており、休憩のときなど、『凄まじいねー』
などと言葉を交わす。
結局、三ツ頭岳からほとんど休憩せずに2時間歩きとおし、12:00頃に観音平に到着。
虫の攻撃さえなければもっと景色を楽しみながら下山することができたのに。。。
だがすばらしい天気で景色を存分に楽しむことができ、充実した山行だった。
観音平(4:30) ->編笠岳(6:40) -> 青年小屋(7:00) -> ギボシ(8:15)
->権現岳(8:35) -> 三ツ頭岳(9:40) -> 観音平(11:55)