2004/08/26
調理場という戦場
イトイ重里系列の本です。
斉須 政雄というフランス料理人が書いたもので、
23歳で単身フランスに渡り、レストランを転々としながら
料理の修行をしてきて今に至る仕事話。
生ぬるいことが一切書かれていません。
(料理という分野での)最高のあり方というものの一つは
こういうものであると経験から見せてくれます。
何が必要でなにが不必要か。
一番の感想は、文化摩擦とかカルチャーショックとかは
当たり前ですが、強烈になにかしたいことがあって
初めて起こるものだと。例えばそれが料理で。
自分がメキシコを含む色々な外国に行っても
全然違和感を感じなかったのは
譲れないものがなかったからだと。
海外でも何でも異文化ショックを受けた人は
何か行動に核があるんだろうなと思います。
自分の戦場を見つけないとという気になった夏の終り。
GAN
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