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2004/08/08



もやい住宅



まだ自分の中でうまく咀嚼できていないのですが

とても興味深いアイデアなのでご紹介です。

もやい住宅は英語のshareみたいな意味で、

コーポラティブ・ハウスの和訳に近いものです。


形としては、マンションのような共同住宅に

住み出す前から、住人同士で知り合いになり一緒に

暮らしていくというものです。

一番先駆的なものになると、そういう住宅に住みたい人を

募集して、集まった人たちで場所探しから業者探し

設計図作りをして作るという例もあります。


理念としては、

自分たちで自分たちにとって心地よい生活スタイルを

環境も含めて作っていくという姿勢だと思います。



そして住み出してからは一緒に行事をしたり、

子どもを育てる環境をみなで作ったり、

昔の「村」ぐらいの規模のコミュニティーを作って

続けていくという感じです。


一番楽しそうなことは、写真でみた限りでは

ご近所と一緒に暮らして話してお酒を飲んで、

安心感があってという感じだと思います。


一番大変なのはどんなことにおいていも住人全員の

合意を得ることで。

すごい所になるとそれも多数決ではなくて、

話し合いで決めていくそうです。


その住人が設計の段階から作り出した例では、募集から

住み出すまでに実に3年半、200回以上の会合があって。


アリエナイというのが正直な感覚ですが、

たぶん学祭のような作り出していくオモシロサがあって、

それをずっと続いていく状態なら楽しいのかもしれません。

というか続けていってる人たちが現にいるわけです。



共同で住むというアイデアはずっと自分でも考えてきてて、

もやい住宅をしって、自分の先行く人がいると

味方?を得たような気分です。


と同時に、なんか信じられない感じと、泥臭いような感じとか

感情が交じり合ってどうしていいのか状態です。


とにかく日本の中にも島宇宙的に、ポツンポツンと

共同で、子育てを含む自分たちの環境を家とコミュニティー

というレベルから作って行こうとしている人たちが

生まれているのは知っておくのもいいかなと。


参考:延藤安弘








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