2004/06/30
キャメラマーン
今宵はビデオパパです。
はーい、△△ちゃん笑って〜♪
あー今の痛かったね〜。うん、そこで止まって〜。
とかじゃなくて、
あーいいねーその表情、いや、もう○○ちゃん最高!!
じゃあ今度はその肩紐を・・・
なんてのでもなくて。
ワタクシの尊敬する先生の送別会の記録です。
以前に結婚式の撮影や、講演会の撮影補助など
バイトでやったこともあるのですが、今回は全部一人で。
仕事ではないのでベスト・エフォート主義なのが救い。
いえいえでも手抜きはありえません。
ネットで事前学習すると、ビデオ撮影は準備計画が
半分を占めると書いてあります。
どういう立地で、どういう流れで、どんなショットを撮るか
あらかじめ頭の中に映像で入れておくとiいいものが撮れる。
反対にいうと事前準備をしなければ、50%は捨てたも同然。
はい、今回見取り図はないは進行表は始まる30分前に
ならないとわからないわで。
いえいえ泣き言ではありません。
常に現実は想定を超えるというだけで。
さらに撮ったビデオを編集せずにそのままVHSにダビング。
撮ったビデオをそのままダビングしたものを見る辛さって
知ってますか?
船酔いとジェットコースターと、ページがランダムになった
推理小説を読むような感じです。
ある意味拷問です。普通に拷問です。
撮ったままのものはただのデータです。
ただのデータの集まりなのに、見る以上は人間はどうしても
時間の流れにそって意味付けをしてしまいます。
そしてその意味付けが、ただのデータの集まりなので
上手くいかないから気持ち悪いのです。
ちなみに映画とかは普通2時間ものだと、その20倍の
40時間分とかのフィルムを撮るそうです。
その中から使えるコマを探して切り貼りすると。
さて理想は理想。現実は現実。
渡されたテープは2時間40分。
会は2時間30分。
撮ったものがすでに物語として繋がっているように撮る。
もう神業です。
神とド素人はカミヒトエ。落ちがついたようです。
本当は、本当は、バイトであろうとも撮る以上は作品として
渡したいのです。時間と高性能のパソコンさえあれば。
ただし映画の論法でいくと撮った時間の1/20になるので
見せるテープは7分半。
うん、ちょっと無理があります。
アナタノわがまま撮り切ります。
そんなワタシはキャメラマーン。
GAN
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