５時過ぎ、空はまだ暗いがこんなとこにいてても疲れるだけなので、とりあえずホワランポーン駅に行くことにした。バスに乗ると当たり前だが女の車掌がいて、朝早くからご苦労さんだなと思った。５時半ホワランポーン到着。少しお腹も空いていたことだし、屋台で焼き飯を頼んだが、朝一番から焼き飯はかなりヘビーだった。疲れた身体でこのまま寝ずに起き続けるのもキツイから、宿を探すことにした。今晩彼女が日本から来るので、彼女のためにもそこそこのホテルを取っておかないといけないと思い、駅構内にある代理店に行き、近くの中級ホテルの部屋を手配した。ちなみに中級ホテルなどはホテルに直接行かず、代理店を通した方が安くなるのでタイにいかれる方はどうぞこれを参考にしてください。
代理店でヤワラーにあるチャイナタウンホテルの部屋を１０００バーツのところ８００バーツで抑えていただいた。普段、一泊１２０バーツのところに泊まっている僕にとって、このお値段はものすごいものであると言える。しかしながらこういう貧乏旅行をしていると、メリハリをつけた生活が大事だと痛感する。いつも牢獄みたいなところで寝ていると疲れも完全には取れないし、たまには熱いシャワーを浴びて身体をリフレッシュさせることが上手な旅のしかただと思う。チェックインが９時なのでそれ以降にホテルに行ってくれと言われ、駅を行き交う人と列車を眺めていた。８時半ごろ歩いてホテルに向かうことにした。
着いてみるとかなりきれいなホテルで、ぼろぼろの格好をした僕はちょっと入り辛さすら感じた。荷物を運んでくれたベルボーイにジョークのつもりで「僕の格好、ちょっとここに似つかわしくないよね？」というと苦笑いで返された。部屋に入るとなんとテレビ、冷蔵庫、バスタブ、アメニティーグッズ一式まであり興奮せずにはいられなかった。ボーイにチップを渡すもの忘れて、エアコンをつけ、バスタブに湯を張った。さっそく風呂に入る。最高に気持ちよかった。ついでに歯もシャゴシャゴ磨いてやった。気持ち良さに包まれそのままテレビもつけっぱなしで寝てしまった。
目が覚めると昼過ぎで、サヤームスクウェアーに前から気になっていたＣＤを買いに行くことにした。バスに乗りサヤームに着くと相変わらずおしゃれな若者で埋め尽くされていた。サヤームセンターに行きタワーレコードに行きＣＤをゲットした。ＣＤ屋の隣りには日本料理店があって、なんとなくトンカツが食べたくなってきたのだが、一人で食べても寂しいのでやめる事にした。その後Ｌｏｆｔと東急を行ったり来たりして帽子をひとつ買うことにした。それにしてもバンコクは果てしなく都会で大阪なんかは余裕で負けてしまっている。
買い物も済んでから、ハードロックカフェの近くにあるハーゲンダッツみたいな店で、若い女性に受けているデザートみたいなものを買った。小豆シェークに黒い巨大なタピオカみたいのが入ったものだった。これで俺もイケメンかっ？それにしても今日は日本にいるのと同じ気分だ。タイに来てこんなときの過ごし方もオツなものだ。バスに乗ってホテルに戻り休憩した。あたりも暗くなってきた頃、ホテルの前にずらーっと並んだ屋台に入り、とりあえずシンハーを頼み、えびチャーハンと焼き牡蠣を食べた。うまかった。本当にここは華僑パワーを感じる町だ。
９時頃そろそろ彼女を迎えに行こうとホワランポーン駅に行くことにした。１０時発の列車で空港に向かった。１１時５５分彼女の乗った大韓航空機の着陸を見守ってから、約束の場所であるバーガーキングに向かうことにした。しかしながら１時間たってもいっこうに彼女は現れず、ちょっと不安になってきてあたりをきょろきょろして探してみるが、気配はなく、ついに空港内を走り回り探したのだがどこにもいなくて、大韓航空のオフィスに行ってみると、乗客リストに一応名前は載っているし無事ついていることは確かなのだが、誤って空港を出た恐れがあると思い、いそいでインフォメーションカウンターに行き名前をコールしてもらうことにするが、彼女は英語があまり得意ではないため、できるだけ簡単な英語で言ってもらうことにした。もうだめだと諦めかけた１時１５分、やっとバーガーキングに現れた。安堵の気持ちからつい彼女に怒鳴ってしまった。最初は気取って迎えるつもりだったのに・・。当人曰く、パスポートコントロールが異常に込んでいたらしい。急いで、オフィスに行きリコンファームし、タクシーを捕まえ、ホテルに行くことにした。