3月12日


    とりあえず、お腹も空いていたのでトーストとコーヒーを頼んだ。旅行代理店の人が一人ずつパスポートナンバーと名前を紙の上に書いてくれと回っていたんだが、国籍は皆バラバラであった。

    7時、ようやくバスが来て乗り込み、港へ向け出発。7時半、コ・タオ行きのスピードボート出発。25人乗りほどのボート内はかなり狭く、座れない人も出てくるほどだった。そんな船内に2時間も監禁されるのは正直キツイ。さらに、さらにである。こともあろうに、こんな込み合った船内でいちゃついた中年カップル(オーストリア系の顔だった)がシートを3人分ほど占領しているのである。座れない人がいるにも関わらず、いちゃいちゃビッチは止まらないのである。
「君達にはこの状況が分からないのかね。座れない人がいるんだよ。席を詰めたまえ。」と言ってやろうかと思ったけど、すっかり世界に入り込んでしまっている2人にとって、僕の存在は所詮、うんこちゃんか、ただのエキストラーぐらいであろうから言っても無駄なのである。
「そうしていつまでも、マディソングンの橋ごっこしてなさいね。そうして二人して海で溺れて死んでしまいなさいね。」と、気の弱い僕は声に出さず言ってやった。

    不愉快な二人を乗せたボートは9時15分、ようやくコ・タオに到着。港で客引きのトイに連れられ、トミーズ・バンガローに行くことに。一泊200バーツの部屋はちょと高めだが、暑い中他に宿を探すのもしんどいしここにすることにした。荷物を置いた後、北側に向かって散歩に出かけることにした。日差しがとてもきついが海はやっぱり気持ちがいい。途中、アイスクリームを食べ、the corrsの曲のかかっている店に入り、カオパッを食べることにした。

    バンガローに戻り、洗濯をし、日差しが弱くなるまで休憩。夕方、バンガローの向かいでシュノーケリングセットを借りて、初シュノーケリング!当たり前だけど、海にはいっぱい魚がいてて感動した。サンゴ礁に隠れている魚を追い掛け回したりしながら、フィッシュウォッチングを堪能した。

5時半ごろ、部屋に戻りシャワーを浴び、夕陽を見に再び北のビーチに散歩に行く。昼間の太陽とは違い、とても優しく、静かで、やわらかな夕陽だった。夜はバンガローの隣りのレストランでグリーンカレーを一人で食べた。一人で食べる晩御飯はなんとも寂しい。なんか急に寂しくなってきて一人でバーに行ってみるが、人気がなくやっぱり寂しい。とりあえずジントニックを頼んでみたけど、100バーツもする上にめちゃくちゃまずかった。今日はおとなしく寝ることにした。

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Last modified: Fri Apr 28 13:22:42 JST 2000