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アンカーについて

■ アンカーとは

辞書を引くとanchor = 錨・固定する物・支え と載っていました。EdTex/EdMaxにおいては、アンカーを「カーソル位置」と読み読み替えると理解しやすいかもしれません。

[拡]アンカーの設定……カーソル位置を記憶(設定)する。
[拡]アンカー間を選択…記憶済みの2点間(カーソル位置)を選択する。
みたいな感じで...。ただしアンカーは、2個(2点)しか設定できません。
anchor1a anchor2b

説明文中にでてくる上記のような記述は、2個のアンカーにはどの場所が設定されているかを表します。(anchor1が、先に設定されたアンカーとします。)
※アンカー設定タイミングのイメージをつかむ為のもので、実際のロジックとは異なります。

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■ アンカー操作のイメージ

◆ 範囲選択状態での「アンカーの設定」

a-b間

上図のようにa-b間を範囲選択した状態で、「アンカーの設定」を行なった場合、画面上の変化はありませんが、a,bそれぞれの場所に、アンカーが設定されています。

anchor1a anchor2b

この例のように、範囲選択した状態で「アンカーの設定」を行うと、2箇所(a,b)にアンカーが設定されます。(範囲選択していない場合は、カーソル位置の1箇所が設定されます。)

◆ 「アンカー間を選択」

続いてカーソルを任意の場所に移動し、範囲選択を解除します。その状態で「アンカー間を選択」すると、アンカー設定されたa-b間が範囲選択状態となります。

◆ 3箇所目のアンカー

次にカーソルをcの位置に移動し、「アンカーの設定」を行います。先ほどと異なり、今回は選択状態ではないので、アンカー設定されるのはcの1箇所だけとなります。しかしアンカーは2個しか設定することはできません
このような場合、既に設定済みのアンカー(a,b)の片方を外し、cにアンカーを設定することになります。

どちらのアンカーを外すかは、「先に設定した(古い)アンカーを外す」というルールにより決定されます。(選択状態でアンカー設定を行った場合、先頭に近い場所からアンカー設定するため、先頭側(a)が古いアンカーとなります。)
今回の例ではaのアンカーが外され、cにアンカーが設定されます。

anchor1b anchor2c

この状態で「アンカー間を選択」すると、b-c間
のようにb-c間が範囲選択されます。

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■ アンカー操作の特性

◆ 同じ場所にアンカー設定すると

選択していない状態で、アンカー設定を2回行います。その後「アンカー間を選択」しようとしても、操作することはできません。(;_;)このように同じポイントを連続して設定しても、アンカーは1箇所しか設定されません
以下は2個のアンカー設定されている状態で、設定済みの場所に再度アンカー設定した場合です。アンカーが設定される(外れる)タイミングのイメージが掴めるかと思います。

a-b間がアンカー設定されている状態とします。
anchor1a anchor2b

◆ aにアンカーを設定した場合

1. 先に設定されたaのアンカーが外れる。
anchor1b anchor2 
2. aが新たにアンカー設定される。
anchor1b anchor2a

※次のアンカー設定では、bのアンカーが外れます。

◆ bにアンカーを設定した場合

1. 先に設定されたaのアンカーが外れる。
anchor1b anchor2 
2. bをアンカー設定しようとするが、bは既に設定済みのため設定が行われない。
anchor1b anchor2 

※aのアンカーは外されたので、bのみがアンカー設定されている状態となります。(「アンカー間を選択」することはできません。)

◆ 自動整形とアンカー操作

文字の編集・置換等のマクロでアンカー操作を行なう場合には注意が必要です。
自動整形が有効(ON)な状態の場合、アンカー設定を行った行に対し編集を行うと、アンカー間を選択したときに、該当行全体が選択されます。(アンカーが 行頭-行末 間に変更される。)
※編集系マクロを作成する場合は、自動整形OFFの状態で作成するように心がけましょう。

◆ アンカー設定された文字を置換すると

置換により、アンカー位置が変化する場合があります。下記は「1234567」という文字の「345」をアンカー設定した状態で、文字列置換を行った後「アンカー間を選択」した結果をまとめたものです。

置換前
文字列
置換後
文字列
アンカー間を選択
(赤字部が選択)
1A 1234567
2B 1B34567
3C 12C4567
4D 123D567
5E 1234E67
6F 12345F7
7G 1234567
23BC 1BC4567
34CD 12CD567
45DE 123DE67
56EF 1234EF7
345CDE 12CDE67
23456BCDEF 1BCDEF7
1234567ABCDEFG ABCDEFG

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■ 関連事例

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