ThinkPad701CSのメモリ増設法

更新日 99年8月18日

ThinkPad701CSのメモリスロットにアクセスするための蓋ですが非常に固く、さらにマニュアルどおりに外そうとすると蓋を破損したり、最悪本体を破壊する可能性があります。というわけで比較的安全と思われる方法をアップします。ただ蓋の爪はちょっと弱そうなので気をつけて作業してください。たまたま私がこの方法で無事作業できただけかも知れません。

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今回は32MBメモリの増設に挑戦しました。使用したのはハギワラシスコムのHSD-3032ST、3.3V、72pinのSO-DIMMです。ツクモで約\15.5kで購入、ワカマツにも売っていました。ちなみに230の増設メモリにはこれの16MBの物(HSD‐3016ST、701にも使用可)を使っています。

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最初にバッテリーを外します。

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バッテリーのロック解除スイッチの隣にあるのがメモリスロットの蓋です。

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先にお見せしますが蓋の爪です。ちょっと分かりづらいのですが中央に支えがあって左右に爪が出ている構造になっています

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裏から見た蓋です。コネクタの形状がお分かりいただけますか。上の画像では爪がやや内側に曲がっているように見えますが、これは私の701が中古購入で、前に所有していた方がメモリを増設していた=蓋をすでに開けたために曲がっているものと思われます。個体差があると思いますので注意してください。

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左右の爪を精密ドライバーなどでゆっくりと外していきます。このときドライバーを挿しこみすぎると基盤を傷つけてしまうので注意してください。左の爪を少し浮かせて本体側の縁に少し引っ掛けたら右の爪に取り掛かるようにすれば(あいまいな表現ですみません)無理な力はかからないと思います。

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やっと外れました。蓋のすぐしたにメモリ増設スロットがあります。蓋を開けて気づいたのですが蓋と基盤の間の空間がわずかしかありません。これでは下手にドライバーを差し込んだら基盤を傷付ける可能性があると思いました。

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あとは通常のメモリ増設の容量で斜めに挿しこんで押し倒してください。

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無事増設が完了しました。あとは蓋をつけるだけです。ここで気を抜かずに爪を折らないように慎重に蓋をしてください。

爪を折ってしまうとガムテープ等で蓋を固定しなければならず、せっかくの701がかっこ悪くなってしまうので細心の注意を払って作業してください。なお前述しましたが私の701は中古購入のため前の所有者がメモリ増設をしていたのでやや爪が内側に曲がっていて作業しやすかった面があります。個体差があると思いますので十分注意してください。

 

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