私的FAQ集

ThinkPad230Cs編

更新日 99年11月7日

このFAQ集は私がWebなどで見聞きしたことや自分で体験したことなどをもとに備忘録的な意味も込めて作成しました。もしかしたら間違いがあるかもしれませんので注意してください。なお、このFAQ集は新しい発見などがあった場合、随時追加変更していく予定です。あと、こんなことを載せたら良いのでは等のご意見ありましたらお手数ですがゲストブックのほうに書き込んでいただければ幸いです。

*230Csユーザーの方なら誰でも知っているようなことや、マニュアルに載っているようなことも掲載しました。中古で手に入れたけど使い方が分からないといった人向けかも。

 

Q1 CPUは?換装はできる?

A1 YB*モデルは486SX-33MHz、FB*モデルは486DX2-50MHzです。またDX4やam586などに換装できるようです。ただし230Csは電源部分が弱いようなので、CPUを換装する場合は電源部分も強化する必要があるようです。

Q2 標準搭載メモリは?最大搭載メモリは?

A2 標準搭載は4MB、最大搭載は20MBです。増設メモリスロットは1つです。16MB増設メモリは現在ではハギワラシスコムのものが入手し易いようです(HSD-3016ST)。また4MBや8MBの純正メモリでしたらTゾーンで投げ売りされています(99年11月現在)。

Q3 内蔵HDDの容量は?換装はできる?

A3 YB5が130MB、YB7が260MB、FB*が540MBです。HDDの換装はできますが本体の分解が必要となります。使用できるHDDは12.7mm厚のものとなります。また YB*はBIOSがE-IDEに対応していないのですが、BIOSをアップデートすることでE-IDE対応になります。また以前PC-DOCKで230CsのHDDアップグレードサービスを行っていましたが現在でも行っているかどうかは不明です。

Q4 ディスプレイのサイズと解像度、最大発色数は?

A4 ディスプレイは7.8インチ、DSTNカラーLCD、解像度、発色数はVGA、256色です。ただ外部ディスプレイにつなぐと800*600*256色も選択できます。230のビデオにはCL-GD6235(VRAM 512KB)が使われています。

Q5 バッテリーの種類は?

A5 NiMHバッテリーパックを使用します。充電は本体で行いますが、サスペンドモードでないと充電できません。またオプションの乾電池ホルダを使用すると単三型アルカリ乾電池8本で駆動することができます。

Q6 拡張ポートは?

A6 本体にシリアルポート*1、パラレルポート*1、外部ディスプレイポート、外部FDD接続コネクタ、マウス・キーボードコネクタ、マイクジャック、ヘッドフォンジャック、赤外線通信ポート、PCカードスロット(TYPE II*2 / TYPE III*1)があります。

Q7 使用できるOSは?

A7 DOS、Win3.1はもちろん、メモリを増設すればWin95、OS/2など大抵のOSは使えます。LinuxやFreeBSDなども動くそうです。自分で試したものでは、PC-DOS J7.0/V、Windows3.1、Windows95といったところです。利用者の個人差がありますが、メモリを20MBに増設したFB*ならWin95も実用に耐えうるレベルだと思います。ただYB*モデルはそのままではOS/2は使えないようです。

Q8 PCカードから起動できる?

A8 イージーセットアップで起動順序を変更することでPCカードから起動することが出来ます。

Q9 音源は?音量調節は?

A9 PCM音源が内蔵されています。音量調節はキーボード上部のスピーカーの印のスライドスイッチで4段階に調節できます。

Q10 ポインティングデバイスは?

A10 トラックポイントIIがついています。ただ初期型のキャップ(すべすべのもの)だと液晶画面に干渉するようで使いかたによっては液晶を傷つけることもあるようです。トラックポイントIIIのイガイガ付きのキャップに取りかえれば大丈夫みたいです。

Q11 イージーセットアップを起動するには?

A11 レジューム/サスペンドスイッチを押したまま電源を入れます。なおイージーセットアップでは日時や各ポート、始動パスワードなどの設定、システムテストなどが行えます。

Q12 機能設定を行うには?

A12 DOS上でPS2.EXEを、もしくはWindows上でPS2WIN.EXEを実行します。PS2ではイージーセットアップのような設定に加え、レジューム時間やキーボードのタイプスピードの設定などが行えます。"PS2 ?"もしくは"PS2 H"("は不要)とタイプすれば実行可能なコマンド一覧が表示されます。ただしPS2コマンドを使用するには付属のユーティリティディスケットからインストールしなくてはなりません。

Q13 PCカードを使えるようにするには?

A13 Win95では標準でPCカードのサポートソフトウェアが導入されますのでそのままでも使えますが、DOS(Win3.1含む)ではサポートソフトウェアをインストールする必要があります。230Csのユーティリティディスケット内にサポートソフトウェアが入っていますが、ユーティリティディスケットがない場合はIBMのPlay At WillやPhoenix社のソフトウェア(PC-DOS J7.0/Vに付属)などを導入する必要があります。あとはそれぞれのマニュアルにしたがってインストールすればよいでしょう。なお230CsのPCカードスロットは上がスロット2、下がスロット1になっています(Win95だけかもしれませんが)のでカードを挿すときは注意してください。

Q14 マニュアルを取り寄せたいのだが?

A14 Internet BOOKScopeや紀伊国屋書店から通販で購入することが出来ます。注文方法など詳細は各社のホームページをご覧ください。ちなみにInternet BOOKScopeでThinkPad230で検索するとユーザーズガイドや保守マニュアルなど5件検索できました。

Q15 230Csで使えるPCカードは?

A15 私が持っているPCカードの中で使えたものは、

サン電子 DS96CF(デジタル携帯電話用通信カード)、
NTT-IT ThunderCard AVF288(28.8Kモデムカード)、
IBM PCMCIA Data/Fax Modem(2400/9600bps)(モデムカード)、
Roland SCP-55(MIDI音源カード)、
EPSON FLASH PACKER 40MB(Type II フラッシュメモリ、SanDiskのOEM)、
EPSON FLASH STREAM 10MB(Type II フラッシュメモリ+モデムのコンボカード、使えたのはフラッシュメモリ部のみ、SanDiskのOEM)、
IBM 260MB HDD Card(TYPE III HDDカード)
IBM Ethernet Credit Card Adapter II
IBM 56K Double Jack Modem
などです。

Q16 ケースはあるの?

A16 230Cs用のポーチがありましたが現在では入手困難なようです。

Q17 230CsでネットサーフィンとかEメールとか出来ますか?

A17 もちろん出来ます。DOSならWebBoy、Windows(3.1/95ともに)ならInternet ExplorerやNetscape NavigatorなどのソフトウェアをインストールすればWWWブラウズやEメールのやり取りも出来ます。モデムについては、230CsにはPCカードスロットがありますのでPCカードモデムを使えば良いでしょう。

Q18 230Cs用のドライバなどは入手可能ですか?

A18 IBMのサイトから入手可能なものはビデオ/オーディオ・フィーチャー・ディスケット(Ver 1.21)くらいのようですが(もしこの他にもありましたらご一報いただけると幸いです。)、にふにはユーティリティディスケットやBIOSアップデートプログラムなどがあります。

Q19 HDDの内容を工場出荷時に戻すことはできますか?

A19 230CsにはリカバリーCD-ROMの様な物は付いていませんので、通常の方法だと工場出荷状態に戻すのは難しいのですがPC-DOCKのソフトウェアリカバリーサービスを利用すれば戻すことができるようです(実際に利用したことはないのであくまでも推測ですが、対象外機種リストに載っていなかったので多分大丈夫だと思います)。ただし改造品は受け付けないようです。なお、お値段は税抜き15000円かかります。

Q20 オプションはどのような物がありますか?入手可能ですか?

A20 主なオプションとしてはFDD、ACアダプター、NiMHバッテリー、乾電池ホルダーなどがありますがいずれも流通在庫はほとんどないと思った方が良いようです。バッテリー、乾電池ホルダーについては今年の春くらいまでT-zoneや若松などで在庫を見かけましたのでもしかしたらまだどこかにあるかもしれません。ただFDDはPC110のFDDと共通ですので例外的に容易に、しかも低価格で入手できます(実売\4k程度)。ただしこれもいつ絶滅するかわからないので必要な方は早めに動いた方がよいでしょう。どうしても入手したい場合はIBMに問い合わせてみるのも手です。

Q21 自動電源断は出来ますか?

A21 残念ながら出来ないようです。

Q22 Fn(ファンクションキー)の使い方は?

A22 次の通りです。Fn + F2でバッテリ残量を示します。ただしユーティリティディスケットからバッテリーメータープログラムを導入しておく必要があります。Fn + F7で外部ディスプレイと液晶ディスプレイの表示切り替えを行います。Fn + F11でパワーモードを切り替えます(バッテリー使用時)。Fn + Home/Endでディスプレイの輝度を調節します。

 

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