簡単にWin95をインストールするには

更新日 2000年12月19日

ふと思い立って110にWin95をいれてみましたので、備忘録がてらにお手軽なインストール方法をまとめてみました。といっても皆さんご存知の方法だと思いますが(たぶん私もどこかで聞いたのだと思います)。

私の場合Win95フォルダをTypeIII HDDカードに入れてあったのでそれを240にタイプアダプタ経由で一度コピーしてHDDカードをフォーマット、Win95フォルダをHDDカードに再コピーし、110内蔵フラッシュからDOSシステムを転送してセットアップを行いました。以下はそれを一般論に置き換えてみたものです。


110はポトリが無いとFDDも使えないのでWin95をインストールするにはとても大変です。そこで結構有名ネタですが簡単にWin95をインストールする方法を。別にPCカードとCD-ROMが読めるPC、あるいはCD-ROMを110から読める環境が必要です。

ストレージに95のCD-ROMからWin95フォルダをコピーします。ストレージは何でもいいです。TypeII/IIIのHDDでも、CFでも良いです。容量は130MB以上なら大丈夫だと思います。後々のトラブルを避けるためにも、なるべくならストレージはフォーマットしておいたほうが良いでしょう(必要なデータのバックアップも忘れずに)。
次にWin95もしくはDOSのシステムを転送します。これでこのストレージから起動できるようになります。ちなみにWin98ではだめでした(setup.exe起動時にメッセージが出ますが日本語フォントが無いためか文字化けして読めません)。
そのストレージで110を立ち上げます。
そしてWin95フォルダのsetup.exeを起動します。セットアップウィザードが起動するまでメッセージは英語ですが、キーボード認識の際に気をつければ大丈夫です。
後は画面の指示にしたがってWin95をインストールするだけ。

どうです、簡単でしょう。これは110に限らず他のPCでも使えるので知っていると便利かも(PCカードから起動できないPCも同じ原理で出来ますがちょっとややこしくなる)。

あと私の場合、インストール後音源が認識されませんでしたが、自動認識でESS488でいれたあと手動でIRQなどをいじったらうまく認識されました。ディスプレイはプロパティで256色に設定すればOKでした。

重要! そうそう、このままだと110内蔵のフラッシュから起動できなくなるのでDOSのシステムを転送してくださいね(というわけでDOSのシステムが入っているストレージがもうひとつ必要だったりして)。


番外編

よくオークションなどで外付けFDDの無いPCが出品されていますが、上記の方法を応用すればある程度の使いこなしはできるようになります。
PCカードに他のPCからシステムを転送し、そのPCカードで立ち上げてHDDにシステムを転送します。これだけでPCから起動だけはできるようになります。PCカードにたとえばDOSなどをインストールしてあればそこからHDDをフォーマットしたりも出来ます。あとはPCカードを媒体としてOSをインストールすることも出来ます。
OSさえ入れてしまえば外付けCD-ROMなどからアプリケーションもインストールできますし、ドライバのインストールも出来ます(BIOSのアップデートや一部FDDを媒体に指定するドライバなどは難しいですが)。
例えばこんなことも => フロッピードライブを使わないでPC110にWebBoyをインストールしよう!


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