ThinkPad755CXにWindows95を入れる!

更新日 2001年5月25日

何も特集組まなくてもって感じですが、とりあえず備忘録に。

まずWin95CDからWin95フォルダとシステム(これはCDには入っていないです)をTypeIII HDD経由で755CXのHDDにコピーします。そこからシステムを立ち上げてWin95フォルダの setup.exe を起動、インストールをはじめます。最初は文字化けしますがここまではいつもどおり、何事もなくインストールが終了します。
*サウンドアダプタは自動インストールしないほうが(チェック外したほうが)よいですよ。

で、Win95を立ち上げてみると(というかインストール中に再起動したあとから)マウスポインタの周辺の画面が乱れます(うちの場合は)。画面のプロパティを見るとディスプレイドライバが Western Digital になっているのでこれをWin95に標準で付いてくるThinkPad755CXのドライバに直し、さらにモニターをSVGAにします。ついでに解像度も800*600にして再起動、これで無事大画面表示?になります。

次にPCカードウィザードを開いてPCカードを使えるようにします。これはウィザードを開いたあと「いいえ」を繰り返し選んで再起動すればOKです。

次にMWAVEのドライバですがこれがたくさんあるんですよね。MIDIサンプルだけでFD6枚、モデムで3枚とダウンロードするだけでもう大変。これをHDDの適当なフォルダに解凍してモデム=>MIDIサンプルの順にインストールします(FDに落とす必要なないみたいです)。

で、これをインストールしたのですがなぜか音が鳴らない。よくよく調べてみたらBIOSが91G1107、日付が08/10/95となっていました。これってもしかしてWin95が使えないバージョン?てかんじで早速BIOSを最新版にアップデート、これでめでたくMWAVEが使えるようになりました。

あとはお好みで赤外線ドライバなどを入れればよいでしょう(私はまだ入れていませんが)。

ちなみに2001年1月現在で日本IBMのサイトからダウンロードできる755CXのドライバは、BIOSアップデート、MWAVE(サウンドとモデム)、赤外線、FDD、FAXなどがあります(漏れはないと思う)。その他にも使うOSによっていろいろ修正ファイルがあるようなのでダウンロードサイトはチェックしておいたほうがよいと思います。

で、入れた感じですがさすがにP75、16MBのメモリでは今となっては遅さを感じますね。特に描画が遅いかな。まあ486系のマシンよりはましですけど。それでもWin95発売当時はこのくらいがプリインストール機の標準スペックだったわけですから昔はこれで使っていたんですよね。用途を絞れば十分使えると思います。

あとMWAVEのせいかわかりませんが、-H"で通信するときに起動してから通信カードを挿しこまないとうまく通信できない現象があります。やれやれって感じですね。

まあこれで、万一240が逝っちゃってもなんとか通信だけは出来る環境が出来ました。あまり使いたくはないけど。

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