実践的な解き方

以下に適用しやすい形で手順を説明する。
@原理m
a ある値(たとえば1)選び、1が埋め込まれていない小区画に着目する。
b 埋め込まれている1の位置からx方向、y方向に直線をイメージし、
 その小区画を通過する場合、通過した小区画内の空白に印を付ける。
c 小区画の中で、印のない空白の数が、
d 1つなら、その位置の値は1である。
e 2つなら、どちらかに1が入るので、メモしておく
A原理x
a ある値(たとえば1)選び、1が埋め込まれていない行に着目する。
b 埋め込まれている1の位置からx方向、y方向に直線をイメージし、
 その行を通過する場合、通過した行内の空白に印を付ける。
c 行は3つの小区画に属すが、小区画に1があれば、
 その小区画の空白はまとめて印をつけられる。
d 行の中で、印のない空白の数が、
e 1つなら、その位置の値は1である。
f 2つなら、どちらかに1が入るので、メモしておく
B原理y x方向、y方向が逆になるが原理xと同様。
C原理b
a ある空白の位置から、その位置が属す小区画、行、列に埋め込まれている
 値を見て、1から9の数で出てきていない数が、値の候補である。
b その数が1つなら、空白の値はその数である。


  


  


 8


  


  


  


  


 7


  


  


  


  


 4


 2


 9


  


 6


 5


 5


 9


  


  


  


  


  


 4


 3


  


 8


 4


  


  


 1


 7


  


  


  


  


 1


 2


  


 6


 3


  


 4


 3


 5


  


  


 9


  


 6


  


  


 4


  


  


  


  


  


 9


  


 1


 8


  


 9


 5


 1


  


  


  


  


  


 2


 7


  


 4


  


  


 8


  

()内の数字は位置(xy)を示す
原理mの例
値7に着目し(74 81 39)、
右下の区画(78 79 87 88 99)は、7以外の数
に制限され 98の空白は7と決定する。

値8に着目し(24 89)、
右中の区画でみると、(84 85 86 94)は8以外
の数に制限され 96の空白は8と決定する。

値1に着目し(58 97)、左下の区画でみると、
(27 28 37)は 1以外の数に制限され
(19)の空白は1と決定する。

原理xの例
2行に着目し、1行の8から(12 22 32)が8以外
の数であり、(72)が8と決定する。

原理yの例
7列に着目し、8列の4と5列の4から
(71 72 73 79)が4以外の数であり、
78が4あると決定する。

原理bの例
中中の区画に着目し(44)の空白が属す小区画、行、列の位置、
(44 45 46 54 55 56 64 65 66 14 24 34 74 84 94 41 42 43 47 48 49)
で出てきていない数は3で(44)の値が決定する。