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  はじめに

今日、日本人の平均寿命は世界でも最高水準にあります。(男性78歳、女性84歳)
これは、国民皆保険制度のおかげで、医療機関の診察を気軽に安く受けられたこと、
また、日本の医療技術、医薬品の進歩のおかげでもあります。

しかし、これでもまだ、解決できない病気もいぜん多いものです。
また、いま、年間約 100万人近くの方が病気で亡くなります。
 原因と対応

死亡の原因は、がん、心臓病疾患、脳疾患系が3大原因となっています。(死亡率の推移
ガンが原因のTOPにきたのは、人間の寿命高齢化と関係があります。
がんのなかでも、肺がん、大腸がん、胃がん、乳がんが問題となっています。
 肺がんは喫煙の習慣と密接に関係があり、また大腸がんは、日本人の、食生活の
変化と関係があるといわれています。また胃がんでも、胃壁内部で進行する
スキルス性胃がんが発見が遅れ問題となっています。
一昔前と違い、がんの原因も突き止められ、早期発見できれば、かなり、治療回復される
ようになってきました。癌細胞は最初の1CMまで成長するまで8年あまりかかるとされ、
またその後、急速に成長するとされています。病巣が1cmを越えると転移が始り、治療が困難
になるといわれています。早期発見できれば生存の確率は高くなり、恐れることも軽減され
ます。ここで、早期発見で最近注目されているのが、PETです。
 この検査(原理)は、がん細胞が、増殖している部位は活発に、体内のブドウ糖が大量に
消費される原理を利用し、検知するもので、人間の体で、脳以外で、ブドウ糖が消費されて
いるところに、ガン細胞が増殖中ということです。大体、1CM以下の癌の病巣でも検出できると
ころから、早期発見が可能となり、治療可能となります。
まだ、PETを設置してある、病院は少なく(全国で40)、今後、普及することが
がん撲滅へのおおきな前進になると思われています。02年10月からこの装置による検査も
保険適用が認められるようになりました。(2万円位・回)
がんは最初の1センチメータになるまで7、8年もかかり、その後急成長して、また転移増殖す
るものです。がんの治療として、外科的処置としては、がん細胞の切除、放射線治療による、
病巣の縮小、、また、抗がん剤を投与して増殖を抑える等の方法があります。
PETによる診断例

がん細胞といっても種類は非常に多く、また、有効な抗がん剤を選択するのも
大変ですが、DNAチップにかけることで、がん細胞の種類を見極められ必要な抗がん剤を
しぼることができるようになりました。まだDNAチップは高価で一般の病院で検査は無理のよう
です。
 また、まだ保険診療で認められていませんが、抗がん剤の投与は夜間するのがよいとも
いわれています。夜間、人間の体内で余分なエネルギは糖分に変えられ、体内を巡る
ブドウ糖が増え、がん細胞の増殖が昼間より早く進行するためです。現在の治療は入院して
医師の監視下、抗がん剤投与、放射線照射、がん細胞切除といった治療ですが、将来通院
しながら治療が可能になるとも期待されています、入院が必要な訳は抗がん剤の投与により、
正常細胞もダメージをうけるので抵抗力が正常人より落ちてしまう為医師の監視が必要なもの
です。
一昔前、がんになったらなおらないといわれたのも、諦めなくてもよくなりました。
最新医療機器が早期発見を可能とし、治療回復率が高くなりました。国(厚生労働省)も
癌による死亡を10パーセント減らす目標を提示しています。また各県にがん治療専門施設を
設置して対策を進めています。


 心臓疾患
 死因の2位心臓疾患は、心筋梗塞や、心臓をめぐる血管に、老廃物(脂肪他)がたまり、だん
だん血液の循環がわるくなり、一部梗塞の状態になると、発作等おこるようになり、
最悪、死にいたることもあります。長年高血圧だったり、過度の肥満、運動不足だったり、過度
の喫煙、飲酒、ストレスをためこむほうだったりすることは、よくありません。
一般に、心不全、心筋梗塞で亡くなるとよく耳にしますが、長年の生活の結果発生するものが
多いようです。

 脳疾患
もうひとつの死因、脳疾患は、脳をめぐる細い血管に、障害がおき、その先の脳細胞組織に
新鮮な血液が届かなくなり、一部壊死→言語障害、運動障害等が起きてくる。
また、動脈破裂による、脳疾患は、障害が残ることが多いため、リハビリ、等が必要です。ま
た、2次的に老人性痴呆、アルツハイマ病も老齢が進むに従い問題となってきました。

 高血圧
高血圧患者は全国に3000万人いるとみられている、それ自体死に至ることはないが、
いろいろな病気の原因になると思われる、しかも先天性は少なく、長い間の生活習慣の
結果もたらさせられる結果でもある、肥満、ストレス、喫煙等関係ある要素である、

 
上記心臓、脳疾患とも長年の食生活と関係が多分にあるので、健やかに長くいきる為には
食事、運動に留意、過ストレスにならないように注意しなければならない。平均年齢男78歳、
女84歳.。仕事では会社では60歳定年が多いからその後20年間、なんとか生きていかなけ
ればならない。むろん仕事は少ない。お年よりが、生き生きといきるにはそれなりの仕組みも
必要であろう、勝手にいきてくれではこころもとない。人間、社会と関わりを持って人間らしく生
きられる。若い人の相談相手なり、負けない指導力をだしたり、個人差がでても、それらしく生
きられれば生き生きと見える。ところで年間100万人が亡くなると書いたが、最近自殺者が増
えている、(約3万人)、交通事故死者が1万人だから、いかに自殺者が多いかわかる。長引く
不況で失業者が増えているのも関係している。長く生きられた先輩お年より達の活躍(相談相
手)する「場所」はあるものと思われる。

                           難病の種類

難病といっても、その昔は原因不明で有効な治療法もなくいわば放置されて
きたのかもしれない。現在でも、病名はついても、治療法は確立されておらず、
また、外国では、対処薬品があってもわが国では、認められていないとか、
コストにあわないから輸入できないとかで、治療できず放置されてしまうこともある、
心臓でも、肝臓でも治療には移植しかない場合も聞く。海外とくにアメリカに行く
話はでるが、かかる費用を聞くと(数千万円)あまり一般的でない。さらに医療は進歩すべきと
も思う。難病については難病情報センタのHPを参照してください。

治療法も昔に比べれば格段に進歩したが、それには、国民皆保険加入のおかげで
もある、それを支えてきたのが、いまの大人であろう、高齢化に伴う高額医療費を
保険制度が賄ってきたといってもいい。いま、人口少子化で賄う世代が減少する一方
支えてもらう高齢者は増加しつつある、これでは、保険制度は存続できないということで
被保険者負担率をあげることで対応している。設備のそろった大病院では、窓口負担を
将来5割にしようという動きもある。これでは、難病をもつ、人たちは「生きていくな」と
おおげさにいうとそんなことにもなりかねない。ここにも医療は変わらなければならない
と思う点を見出すことができます。現在、公立病院の6割は赤字となっています。
赤字でも運営する地元自治体が補填するからよかったのです。まだこの傾向は続くかな
とも思いますが、一方では、経営改善に乗り出すところもでてきました。
国から、地方公共自治体に交付するお金が年々削減されつつあるので、補填もこれまで
通り行かなくなりつつあります。
院内薬剤在庫の削減、不要診療機器の導入制限、です。この一方、診療報酬を
請求されるほうでも切実な悩みがあり、医療機関の請求(過剰投薬他)も十分CHECKされる必
要があります。

背景から、述べてきましたが、「原因不明の病気の解明と治療法の確立。」
これをさらにすすめていくのが現在の概況である。

いま、人間寿命の高齢化と少子化で健康保険財政は緊迫化しつつあり、2003年4月から
患者負担が増えると、いまより医者へ通う人は減ってくると予想される。これは医療機関同士
の競争が加速されることになり、実は政府の思惑とも一致している。02年4月でも診療報酬
引き下げで、一部の病院では、診療科目外でも多少の処方はしてくれる。この傾向は強く
なってくると思われる、つまり、病院(医療機関)同士のサービスが加速される、いままで、聖域
化されていた医者の世界もサービス向上が重要視される。病院経費の圧縮、医師の削減、院
内薬剤在庫の削減と予想される、しかし、現場医師との軋轢も予想される。いま、病院向け、
診療報酬請求システムもそのなかの一環にあり、ただ報酬請求ができるのは当然、プラスな
にかを提示しなければ勝てない、そんな環境で、この業界で特に知名度が高くないものには、
理論武装を備えなくてはならないと思う。医者をも上回る情報で、開拓できたらと
思う。開業医でも、「はやる医者」と「はやらない医者」がある。
あの医者にいけばなんとかしてくれる、反対に「風邪くらい、相手にしてくれない」「ずいぶん高
い」「3時間待って3分しか診療しない」患者の反応はさまざまで、その評判が正しいとは
限らないが、医師の数は増え(30万人弱)そして、人口はさほど増えない状況だから、
医師への選別は進んでくるはずである、

 業界団体(日本医師会)の窓口自己負担増額への反対意見はHPのここを参照してください。




             主な病気の解説(リンク集)

   癌
     国立がんセンタHPへ
   がん克服総合リンク集へ
     癌研究会 
   心臓病
     心臓と血圧 http://village.infoweb.ne.jp/~fwnv2073/hp4e.htm
     心筋梗塞 
   循環器病情報サービス
   肝臓
   腎臓の病気
   食道の病気  
    消火気管の病気
   大腸 http://daichou.com/
   高血圧
   脳疾患
    脳神経系の病気
   皮膚 http://www.dermatol.or.jp/
   整形外科 http://www2.ocn.ne.jp/~orthopub/ 
    腰痛
    首の痛み
    膝の痛み
   歯 http://www.iiha-jda.com/mouse/index.html
   眼に関する病気 http://www.medi-navi.com/disease/oph.htm
   女性に関する病気 http://www.medi-navi.com/disease/dbu.htm

  難病情報センタ http://www.nanbyou.or.jp/

  診療機械取り扱いメーカのHP
   日立メディコhttp://www.hitachi-medical.hbi.ne.jp/
   東芝メディカルhttp://www.toshiba-medical.co.jp/tmd/
   住友重機械http://www.shi.co.jp/quantum/jp/product/product_index.html(PET)   
   オリンパス光学(内視鏡) http://www.olympus.co.jp/
   セルコム 
   福田電子
   セコム医療システム
   GEmedicalsystems
  ニプロ

医療関係団体
  日本医師会 http://www.med.or.jp/
  日本各地の医師会へ http://www.med.or.jp/link/linkf.html (医薬分業Q&A、薬Q&A、
他、、)
  日本製薬工業協会 http://www.jpma.or.jp/
  日本看護協会 http://www.nurse.or.jp/
  日本臨床衛生検査技師協会

ONLINE医療相談
  オンライン医療ナビ http://www.medi-navi.com/disease.htm
  インターネット医科大学 http://health.nifty.com/i-idai/

マスコミ関係
  読売新聞医療と介護  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/
     朝日新聞         http://www.asahi.com/life/health/index.html
     薬事日報社       http://www.yakuji.co.jp/ 

  メルクマニアル   製薬会社の病気相談   
  すぐわかる家庭の医学大辞典