delphi.gif (306 バイト) ScrollBoxの使い方


スクロールボックスはステータスバーやツールバーなどのウィンドウ領域内のコントロールをスクロールしないようにするとき使います。また、2つのスクロールボックスを使うことによって、スクロールできる分割ウィンドウを作ることができます。

toach.gif (917 バイト) スクロールボックスを使った分割ウィンドウを作るには

  1. ScrollBoxを2つフォームに貼り付けます。片方のAlignプロパティをalTop、もう一方をalBottomに変更します。
  2. オブジェクトインスペクタでそれぞれのスクロールボックスのVertScrollBar(またはHorzScrollBar)プロパティをダブルクリックしてサブプロパティを表示させてRangeプロパティ(スクロール範囲)を適切な値に設定します。
  3. また、必要なら他のプロパティも同時に設定しておきます。
  4. それぞれのスクロールボックスにメモコントロールを貼り付け、AlignプロパティをalClientに変更します。

 

toach.gif (917 バイト) 分割ウィンドウのうちどちらがアクティブかを知るには

Focused関数(TMemoのメンバ)を使用するとどちらがアクティブ化を知ることができます。

    with OpenDialog1 do
    begin
        Filter := 'Text(*.txt)|*.txt|All(*.*)|*.*';
        Execute;
        if Memo1.Focused = True then
    	    Memo1.Lines.LoadFromFile(FileName)
        else
	    Memo2.Lines.LoadFromFile(FileName);
    end;