delphi.gif (306 バイト) スクロールバー(ScrollBar)の使い方


スクロールバーは、単独で使用されることはあまりありませんが、フォームなどに貼り付けて連続的に値を変えたいときなどに使用することができます。

 

toach.gif (917 バイト) 垂直スクロールバーを使いたいときは

TScrollBarはデフォルトでは水平スクロールバーなので、垂直スクロールバーとして使いたいときはKindプロパティをsbVerticalに変更する必要があります。

 

toach.gif (917 バイト) 最大値、最小値を設定するには

Max,Minプロパティを設定するとスクロールバーの最大値、最小値を設定できます。

 

toach.gif (917 バイト) スクロール量を設定するには

SmallChangeプロパティを設定すると矢印ボタンを押したときのスクロール量を設定できます。また、LargeChangeプロパティを設定すると、スクロールバーの中間領域をクリックしたときのスクロール量を変更できます。

 

toach.gif (917 バイト) 現在のスクロール位置を得るには

Positionプロパティによって現在のスクロール位置を得ることができます。OnChangeイベントハンドラを追加してリアルタイムに現在のスクロール位置を捕捉できます。

procedure TForm1.ScrollBar1Change(Sender: TObject);
begin
  txtValue.Text := IntToStr(ScrollBar1.Position);
end;

toach.gif (917 バイト) スクロールバーをフォームの右端に貼り付けるには

まず、Kindプロパティを変更して垂直スクロールバーにします。Alignプロパティ(親クラスのプロパティ)をalRightに変更します。フォームは自動でスクロールする機能を持っています。その機能を使わずに独自のスクロール機能を付加するには、スクロールバーのイベントに反応するハンドラが必要になります。