メモ(Memo)コントロールの使い方
メモコントロールは、エディットコントロールと違って複数行のテキストを編集できます。したがって、簡易テキストエディタとしても利用できます。
メモをフォームの大きさに合わせるには
AlignプロパティをalClientにするとフォームのクライアント領域のサイズに合わせることができます。こうすると、フォームをエディタのように使用することができます。
IME(かな漢字変換)を制御するには
ImeModeプロパティによってIMEモード(例えばカナ入力や全角入力など)を制御できます。ImeNameプロパティによってIMEを変更できます。
表示するフォントを変更するには
Fontプロパティによって表示フォントを変更できます。オブジェクトインスペクタでフォントを設定するときには、Fontプロパティをダブルクリックするとサブプロパティが表示されます。
スクロールバーを持たせるには
ScrollBarsプロパティを変更するとスクロールバーを持つように設定できます。
メモの文字列をアクセスするには
Linesプロパティをアクセスすることによってメモコントロールの文字列を読んだり、制御したりすることができます。LinesはTSringsクラスなので、TSringsクラスのプロパティやメソッドを利用して操作を行います。
サンプル
var f: Text; procedure TForm1.ReadText(fn: string); var str: string[255]; begin Memo1.Clear; AssignFile(f, fn); Reset(f); while not Eof(f) do begin Readln(f, str); Memo1.Lines.Add(str); end; CloseFile(f); end;