HeaderControlの使い方

HeaderControlは、一覧表のタイトルバーなどを作るときに使えます。HeaderControlの各セクションはユーザがマウスで簡単にサイズを変更できます。

ヘッダコントロールの一般的使い方

1. フォームにヘッダコントロールを貼り付け、ダブルクリックするとＳｅｃｔｉｏｎｓプロパティエディタが表示されます。
2. 「追加」ボタンを押して必要なだけのセクションを追加します。
3. プロパティエディタで追加したセクションをクリックして、セクションのプロパティをオブジェクトインスペクタに表示させます。
4. Ｔｅｘｔプロパティにそのセクションのタイトルを入力します。また、Widthプロパティを変更して適切な幅を設定します。
5. すべてのタイトルを入力したらプロパティエディタを閉じます。

ヘッダコントロールのセクションの幅に合わせて表示コントロールの幅を変更するには

1. Memo1（例）をフォームに貼り付けＡｌｉｇｎをalLeftに変更します。
2. Memo2（例）をフォームに貼り付けます。
3. HeaderControlのOnResize,OnSectionResizeイベントハンドラを追加してつぎのようなコードを記述してセクションの変化にコントロールの幅を追従させます。OnResizeはヘッダが表示されたとき1回だけ実行されます。

例

procedure TForm1.HeaderControl1SectionResize(HeaderControl: THeaderControl;
  Section: THeaderSection);
begin
	ResizeMemo;
end;

procedure TForm1.HeaderControl1Resize(Sender: TObject);
begin
	ResizeMemo;
end;

procedure TForm1.ResizeMemo;
begin
	Memo1.Width:= HeaderControl1.Sections[0].Width;
	Memo2.Top := Memo1.Top;
	Memo2.Left := HeaderControl1.Sections[1].Left;
	Memo2.Width := HeaderControl1.Sections[1].Width;
    Memo2.Height := Memo1.Height;
end;