CheckListBoxの使い方


CheckListBoxは文字列の代わりにチェックボックスを使うことのできるリストボックスです。使い方はListBoxに似ています。一覧の中から複数項目をユーザに選ばせるような場面で使います。

 

 チェックボックスをリストに追加するには

  1. オブジェクトインスペクタでItemsを選んで、右側の「・・・」ボタンを押します。
  2. ダイアログボックスが開くので、キーボードで必要なリスト項目を入力します。
  3. OKボタンを押すと入力した項目がチェックボックスとして表示されます。

 

 チェックされている項目を得るには

Checkedプロパティ(配列)を先頭から順に検査していけば、チェックされている項目を知ることができます。チェックボックスの数はItems.Countプロパティから知ることができます。

 サンプル

procedure TForm1.btnTestClick(Sender: TObject);
var
	s: string;
	i: Smallint;
begin
	s := '';
	for i := 1 to CheckListBox1.Items.Count do
		if CheckListBox1.Checked[i-1] then
        begin
            s := s + 'その' + IntToStr(i) + ' ';
        end;

    MessageDlg(s, mtInformation, [mbOK], 0);
end;

チェック項目のクリア

やりなおしなどでチェック項目をすべてクリアしたいときがあります。このときはClearメソッドを使うことはできません。Clearメソッドはチェックボックスそのものをクリアしてしまいます。チェック項目のクリアはCheckedプロパティにFalseを代入して行います。

  サンプル

procedure TForm1.btnClearClick(Sender: TObject);
var
	i: Smallint;
begin
	for i := 1 to CheckListBox1.Items.Count do
		CheckListBox1.Checked[i-1] := false;
end;