Chartの使い方
Chartはたいへん高機能かつ複雑なコンポーネントです。おそらくDelphiのコンポーネントの中で一番複雑なのではないでしょうか。Chartは主にグラフを表示するのに使いますが、これを使いこなせればほとんどのグラフはかけてしまうと思われます。ファイル(データベース)に保存されたデータを表示するにはDBChartを使うと簡単に行えます。
各種プロパティの設定をまとめて行うには
フォームに貼り付けたChartをダブルクリックするとプロパティエディタが表示されます。このプロパティエディタは項目別にタブを切り替えて値を設定します。簡単なグラフは、このプロパティエディタでの設定だけでプログラムを書かずに表示できます。
グラフのタイトルを変更するには
デフォルトではグラフのタイトルがTChartとなっているので、まずタイトルを変更します。オブジェクトインスペクタで、Titleを選んでプロパティエディタを表示してタイトルを変更します。必要ならその他のパラメータもついでに変更します。
軸や枠を変更するには
グラフのタイトルを変更するとき表示されたプロパティエディタは、他のパラメータを変更するときにも現れます。ついでに軸や枠などのパラメータも必要なら変更します。
データを読み込んでグラフを表示するには
例
{ ファイルから読み込んだデータをグラフ表示 } procedure TForm1.ShowChart(fn: string); var f: TextFile; x, y: Double; begin AssignFile(f, fn); Reset(f); while Not Eof(f) do begin Readln(f, x); Readln(f, y); Chart1.Series[0].XValues.AddChartValue(x); Chart1.Series[0].YValues.AddChartValue(y); end; Chart1.Repaint; CloseFile(f); end;
Chartの詳しい使い方
Delphi3をお持ちなら、\Delphi3\Teechart\Tchartv3.docに日本語の詳しい説明があります。
その他のグラフ表示コンポーネント