イメージの描画
Canvasには、図形や文字列の他に、イメージ(ビットマップ(*.bmp)、アイコン(*.ico)、メタファイル(*.wmf))を描画することができます。ただし、Imageコンポーネントを使う方が扱いは簡単です。
イメージをCanvasに描画するには
イメージを描画するにはDrawメソッドを使用します。
例
g: TBitmap; ............ g := TBitmap.Create; OpenDialog1.Filter := 'DIB(*.BMP)|*.bmp|All(*.*)|*.*'; OpenDialog1.Execute; g.LoadFromFile(OpenDialog1.FileName); Form1.Canvas.CopyMode := cmSrcCopy; Form1.Canvas.Draw(10, 10, g);
(注意)
Drawメソッドの3番目のパラメータはTGraphic型ですが、TGraphic型のオブジェクトを直接使うことはできません。TGraphicは抽象クラスのため、インスタンス化できないためです。その代わり、その派生クラスであるTBitmapやTIconを使うことができます。
イメージを拡大(縮小)表示するには
イメージを拡大描画するにはStrechDrawメソッドを使用します。
例
var r: TRect; begin r.Left := 0; r.Top := 0; r.Right := g.Width * 2 - 1; r.Bottom := g.Height * 2 - 1; Form1.Canvas.StretchDraw(r, g); end;