delphi.gif (306 バイト) 入出力の概要


DelphiはPascalネイティブな手続きやコンポーネントのメソッドなど、様々な入出力方法があります。

通常の入出力の他、I/Oポートへの入出力がありますがWindowsでは特別な場合を除いて推奨されません。また、Windows NTではI/Oポートへのアクセスは禁止されています。もし、どうしても必要ならインラインアセンブラで直接IN/OUT命令を使うことで可能です。

このほか、マルチメディアデバイス(MIDIやムービーなど)への入出力はMediaPlayerコンポーネントを使用します。

 


-

ウィンドウの入出力

Delphiではふつうウィンドウへの入出力は直接には行わず、フォームに貼り付けたコンポーネント(エディットボックス)などをアクセスして入出力を行います。

文字列を表示するときはエディットボックスメモコンポーネントを使います。

画像を表示するときはイメージコンポーネントを使います。

図形を表示するときはShapeコンポーネントを使います。

メッセージボックスを表示するときは、MessageDlg手続きを使います。また、ApplicationオブジェクトのMessageBoxも使えます。

マウスやキーボードの入力はイベントによってコンポーネントに通知されます。イベント応答メソッドはオブジェクトインスペクタのEventタブで追加できます。

 

-

ファイルの入出力

DelphiはTurbo Pascal互換のファイル処理ルーチンが使えます。また、ファイルストリームを使う方法もあります。

(あまりお勧めできませんが、Win32 APIにもファイルアクセス関数があり使用可能です)

 

-

プリンタへの出力

ふつう、Printerオブジェクトを操作して印刷を行います。データベースを扱うならQuickReportを使うとビジュアルに帳票の設計ができます。

 

-

コンソールの入出力

Delphiではコンソールアプリケーションを作ることができます。そのときの入出力は、ReadやWriteを使って行います。