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液晶バックライト(以下冷陰極管)は、おおよそのところ2年で寿命が尽きると言われている。筆者も2年間つけっぱなしにの状態で、徐々に色が赤くなっていき、最終的には点灯しなくなった。部屋を照らしている蛍光灯そのものなので、あれの寿命がそれほど長くないことを考えると当然かもしれない。 この冷陰極管だが、秋葉原でも入手することはできない(かつて秋月にあったらしいのだが、現在は扱っていない)。輸入代理店や小売店に尋ねてまわったのだが、なかなか取り扱いがない。今回1軒だけ取り扱いの小売店があった。 R-OAネットサービス http://www.r-oa.com/ 液晶パネルサイズによって長さも太さもさまざまである。自分が交換しようとするPCに合ったものを用意しなければならない。本来はボルテージや管の中のガス成分、輝度など多様な種類があるのだが、今回注文したものについては、長さと太さのみ指定した。メーカーには詳しい資料がある。 ハリソン東芝ライティング 冷陰極放電灯 http://www.islands.ne.jp/harison/index2.html |
冷陰極管 今回注文した長さ240mm、直径2.0mmの冷陰極管。非常に折れやすい。中に水銀を含むガスが注入してあるので要注意。アクリルケース入り。 |
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液晶画面の分解 液晶パネル部分はバックライトを含むユニットなのでそれだけ取り外す。ネジ類は分類して、ネジ穴の位置をメモしておく。 カバーを外す際に、内側の爪を折ってしまうことがよくある。精密ドライバで一箇所ずつ丁寧に外していく。最初、開きやすいところで、爪がどちら側に付いているか確認するとよい。 |
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コネクタを外す 液晶に信号を供給しているコネクタを外す。 ケーブルやペンシルインバータユニット(冷陰極管に電源を供給している細長いユニット)を痛めないように注意する。 通電中の冷陰極管はかなり電圧が高い。パネルが茶色くこげているのが見える。 |
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冷陰極管をはめ込んでみる 古い冷陰極管を外し、新しいのをはめ込んで電極の長さを調節する。あらかじめマジックなどで印をつけておき、取り出してニッパで切る。 パネルによっては先にはめ込んでおき、そのまま半田付けしたほうがよい場合もある。左右の長さはちがうので注意。 |
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コードを半田付けする 半田付けは1秒以下で処理する。カバーをコードに通し、それから半田付けする。コードにははめ込むときの上下の向きがあるので注意する。 某ページには分解するときにカッターでカバーゴムを切れと書いてあったが、漏電や発熱を防ぐために、なるべくなら切らずに利用したい。 |
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冷陰極管をはめ込む 反射シートの内側に冷陰極管をパネルにはめ込む。ケーブルの引き回しが難しいので管を割らないように注意(写真は半田付けする前)。 |
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筐体にはめ込む 一旦仮留めし、電源をいれて動作を確認する。前面をはめるときにケーブルを挟んだり液晶に力が加わったりしないように注意する。 |
SPEC:Panasonic Let's note M2C 11.4インチ液晶 冷陰極管の長さは240mm 今回はとくに問題もなく交換できた。販売店によると、管ははめ込むときに折りやすいので注意してくれとのことだった。反射シートは折り曲げたり指紋をつけないように注意したい。 2003/08/23 |