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晴れて気持ちのよい朝だった。 とある山手線駅近くの道を気持ちよく歩いていた。 仕事へ向かう途中だったが比較的気楽な仕事だったし内容も大体決まっていたので、心地よい空の青さとあいまって足取りは軽やかであった。 その道は幹線から都内有数の高級住宅街へ向かう道なので、比較的道幅が広い割には人どおりもまばらであって、そのまばらさがまた心地よかった。 そこへ一陣の風が吹いてきたのである。 北海道の日高ケンタッキー牧場を初秋に訪れたときも、こんな少しヒンヤリとした心地のよいライトブルーの風が吹いていたっけ・・・ そう思った矢先、そばの大きな広葉樹の葉っぱが数枚風に踊りながらヒラヒラと舞い落ちてきた。 「柿一つ落ちて天下の秋を知る」・・・関係ない句が頭に浮かんだ。 柿はボトンと落ちるのだろう。 先日の新聞でUFJだかなんだかの頭取が3人辞めるという記事を読んだ。私には全く関係ないことだが、良い事だ。とても良い事だ。TOPはすべての実権を握っているのだから、経営を立て直せないような『無能な偽TOP』はドンドン辞めるべきだ。 能力のある人間にドンドン道を譲らなくてはいけない。ただ若返りではダメだ。本当に実力がある人間、能力がある人間に譲る事が大切だ。 譲っても譲られた人間がまた無能だったらまた辞めて次に譲る。こういうことが何回か繰り返されないと日本の社会経済構造は良くならない。 もちろん無能で辞めた人間に退職金など出す必要はない。 役員退職金は従業員退職金と違って、功績に応じて支払われるべきものだから 功績のない人間にはビタ一文払う必要がない。 本来罰金を取っても良いのだ。それを『無能な偽TOP』に子飼いにされたお追従者のこれまた無能な役員どもがお手盛りで辞めた『無能な偽TOP』に高額の退職金を払うなどということは犯罪ですらある。 株主代表訴訟の対象にしていいのだ。 今の日本に必要なのはそうした、まっとうで正しい議論だ。 うっとうしいことを書いたが、それは今思ったことであって歩いていたときはそんなことは考えなかった。 いや潜在的に考えていたのかもしれない。 いずれにしても腐った柿はボトッと落ちる。 しかし、いま落ちてくるのは心地のよい枯葉だ。 しかも真っ青な透き通った空を背景にヒラヒラと舞っている。 晩秋の美しい空の青さを背景に、晩秋の心地よい風に吹かれて。 いま、軽やかにヒラヒラと舞っていること・・・ そのことがとても心地よかった。 |
2001年11月25日 13時30分25秒
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夜半にJazzsaxを聴く。 Nabesadaの「Samba da volta」「Elise」 BRUBECKの「Brandenburg Gate」 Maltaの「Felicia」 私のお気に入りの組み合わせ。 「Brandenburg Gate」は懐かしい。 高三から浪人になったとき、三宮のJazz喫茶「Bambi」で予備校をサボッテ聴いた。 東大確実と言われて・・・落ちて・・・すさんだ気持ちがJazz喫茶へ向かわせた。 blackcoffeeの香りとdeluxehiliteの紫煙。 「Brandenburg Gate」はclassicがかっているので、リクエストしてもあまり良い顔をされなかったが 好きだった。 当時からレコードは廃盤で、CDになっても中々無く、何年もしてから秋葉原の石丸電気で直輸入盤で見つけた。 もちろん、買った。 今から思うと、若いということは無限の可能性なのだ。 どんなに憔悴したときでも希望に満ち満ちているのだ。 しかし若さのまっただ中にいる時はそれが分からない。 勿体ないことだ。 2001年02月15日 23時50分32秒 |
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ジャンレノ。 「レオン」「グランブルー」に主演。味のある男優だ。 独特の持ち味は風貌に負うところが大きいが、とりわけ眼にも特徴がある。 沈みがちに現実を見通しているような静かな眼差し。 彼は俳優になる前、さまざまな職種を転々としたそうだ。 ライフワークというような洒落たものではなくて一日一日を生き抜くための生業だから甘えは許されない。 選択の余地もない。 対峙する現実を直視し、しかも展望と希望を持てないまま必死で生きて行かなければらならない日々は 誰にも辛いものだ。 ひょっとして自分の人生はこのまま終わってしまうのではないか・・・? たとえ通人の何十倍もの類まれなる能力と実行力があったとしても、 そういう人は大体においてしっかりとした展望を描いたうえで、その青写真を実現することに長けているから 展望も希望もない中での日々は暗澹たる不安にさいなまれる。 今の境遇を恨んでも仕方がない。 デキル男というものはえてしてこういう試練に追い込まれることも多いのだ。 俗人は決してこんな目には逢わない。俗人は逢う前にずる賢く群れて逃げているから。 身につけた卓越した経験の中で処理できることなら試練とは言わない。 全人未到未経験の不安定な状態であるからこそ試練という。 男はどう対応するか? 現実に黙々と立ち向かう。 言葉はいらない、苦労を語る必要もない。乗り越えられたあとには、ただ眼の光が物語る。 オトコのステータスはベンツだと誰が決めたのだ。ポルシェ、BMW、フエラーリ、ランボルギーニ、みんなただの道具だ。 そんなものでしか武装できないオトコは乳離れしない幼稚な子供だ。 「グランブルー」でジャンレノはボコボコのポンコツに乗っていた。 しかし決してカッコ悪くはなかった。 2001年02月12日 16時36分58秒 |
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世の中にいろいろ差別はあるけど、あまり気にされていないところで年令差別!! あれはオカシイのではないかい?? 求人欄を見ていると年令制限が多い。 おいおい、年令で能力が決まればそれほど楽なことはないよな。 ピカソやカザルスは他の無能な連中と比べてどうなるのだ?? わざわざそんな例を持ち出さなくとも、小学校や中学や高校で年令が同じ連中は同じ点数を取っていたっけ????? そんなことなかったよなーーー。 携帯電話で話すしか能がないバカどもだとて年令が若いというだけで評価されるなら日本は益々世界のおいてけぼりだね。 求人に年令制限があるのは、それは審査する側が年令で審査するしか能力と脳力がないということだろう。 そんな連中が先ず去ればいい。 芸能人はやりたい放題好きなことやってるし、いよいよ日本は日経ダウ5000円ぐらいの地獄を見たほうがいいのかもしれないね。 2001年01月07日 23時42分18秒 |
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30キロを歩く。 今回のトピックは、エアマックスの初使い。 1年ぐらい前に付き合いで買ったものを忘れて新品のまま放置していた。 履きなれたスニーカーが大分古くなってきたのでナイキを使うことにした。 いい!・・・履きゴコチGOOD!・・・である。 歩いていても、ついもう少し歩きたくなる感じ。 30キロも連続で歩く場合、クツが合っていないと途中各所が痛くなったり場合によっては歩けなくなったりする。 ブランドとしては有名なナイキだけれども新品だし、ちょっと心配していた。 杞憂だったらしい。 たまたまクツが合っていたのかもしれないけれど ブランドがその前評判に相応しい実力を示した時には満足感がある。 ナイキも私のお気に入りブランドの一つに仲間入りをした。 世間の評判ではなく自分で使ってみて納得すること。 気に入ると付き合いは長くなる。 2000年07月16日 14時02分01秒 |
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多くの経営者が最近一様に「IT革命」の必要性を叫ぶ。それが時代の先端だと思っているらしい。 しかし、「IT」など当たり前のことだ。わざわざ『革命』などと大袈裟に言う必要はない。 どうせそれほど大したことをやる覚悟など持ち合わせていないであろう。無知なスタンドプレーは見苦しい。 それよりも今の全企業に何よりも必要なのは『人事革命』ではないか。 先日、東洋経済のBOOKREVIEW森永卓郎著「リストラと能力主義」・・「最もリストラされるべきは人事部だ」・・という記事が目についた。 全く同感である。同様の疑問を私もずっと思ってきた。 何故ならば・・・ 昨今のリストラの根拠は能力主義が大義名分となっているがこれは社員個人の自由度を大幅に尊重した上でなければ成立しないものであり、おかしい。 引用・・・ つまり、従業員の企業内での生き方を個々人の自由に任せているからこそ、 企業側は能力主義による評価が許される。反対に、企業が個々人の生き方を 全て握っているなら、従業員には平等主義で遇さなければならないのだ・・・引用終わり 日本のほとんどの企業や人事部はずっと社員の自由度を大幅に制限し拘束し、場合によっては能力を発揮しないようにさえしてきたはずだ。 全社員が同一の型にはまることを強制し、社員という個人ではなく企業の利益を何よりも優先し、その代償として能力主義ではなく平等主義の待遇で処してきたのだ。 平等主義には年功序列等の弊害もあったけれど、 企業優先主義の方針と平等主義の待遇はそれはそれでつじつまは合っていた。 しかし、企業優先主義のままでの能力主義は存在しえないのである。 企業優先主義のままで処遇だけを一見?能力主義?(真の能力主義ではなくて)に変えること これはとりもなおさず より一段と企業のエゴだけを剥き出しにし、更に社員をより強固に硬直した型に当てはめようとすることに他ならない。 従順に企業に忠誠を誓い、企業を信じ、その結果素晴らしい沢山の可能性を捨てざるを得なかった社員への裏切り以外の何物でもない。 最大の責任は経営に、そして、愚かなローテーション人事を連綿と繰り返してきた人事部にあるのだ。 「最も時代の要請にそぐわない愚かな集団=人事部」こそ真っ先にリストラされてしかるべきである。 これは現在、知識層での共通コンセンサスになりつつある。 2000年07月15日 01時56分30秒 |
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ときどき都心部をふらりと30キロばかり歩く。 昨日も台風一過の晴天下を歩いた。 台風通過で空のモヤモヤは吹き飛ばされカラリとキモチの良いコバルトブルー色だったが風が強い一日だった。 青山、四谷、護国寺、池袋。茗荷谷、神田、両国、人形町、日本橋、銀座、日比谷、赤坂、六本木、西麻布・・・と。 東京のいろんな街の風景が展開していくのが面白い。 今は絵画館通りのイチョウ並木と皇居周辺の緑がオススメである。 2000年07月09日 12時39分34秒 |
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私達は毎日多くのことに直面しています。 さまざまな喜怒哀楽の感情や矛盾を感じたり考えたりしていても つい忙しさに追われてそのまま通り過ぎてしまっている。 いつしか喜びや楽しさは新鮮な感動を失い、怒りや哀しみは解決されない矛盾やストレスとして 蓄積されていく。 今、私達にとって大切なことは、 喜びや楽しさを素直に表現して感動し、 矛盾やストレスをどうしようもないものとして自分だけであきらめてしまうのではなく おたがいに気ままに語り合い問題意識として共有しあい、 場合によっては乗り越えるべくチャレンジしていくことではないでしょうか? 少しつづ語られるとりとめのないメッセージの中に現代社会の断片が そして来るべき21世紀を迎えるための『ヒント=新たな発見』が 顕わになってくるような予感がします。 生きている今を大切に!!・・・ 肩ひじ張らずに気さくで気ままな対話から始めましょう!! 2000年07月08日 02時41分49秒 |