■「リソースダイエット」其の参
■Windows快適Tips 「テーマは時短。」
             「複数のWindowを一気に閉じる。」
■これは使える!?今週の厳選フリーソフト
      インストールしていないフォントを一時的に利用「FontPnP」
■次回の予定

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■「リソースダイエット」其の参
 (今回の特集(リソース関係)は32bitOSであるWindosNT、2000は対象外です。)

 ●常駐系をさらにダイエット。
 最近のアプリケーションはどうも、それらを利用してもらいたくて、「スタートア
 ップ」や「タスクトレイ」に常駐させようとする傾向にある・・・

 そんな常駐しているユーティリティーやプロセスを見直してみよう。

 スタートアップに登録されているプログラムは、そのショートカットを削除すれば
 OKだが、それ以外の自動起動のプロセスは msinfo32 や msconfig で確認できる。

 [スタート]→「ファイル名を指定して実行」から「msinfo32」等を打ちこめばOKだ。

 ・msinfo32
  「ソフトウェアの環境」→「スタートアッププログラム」内で確認できる。
  常駐物がどこで設定されているかが確認できる。

 ・msconfig
  「スタートアップ」タブを開いて、不用な項目のチェックをOFFに。
  internat :キーボードインジケータ
  SystemTray :タスクトレイ
  TaskMonitor : タスクの監視
  LoadPowerProfile:省電力機能
  ScanRegistry: レジストリの自動バックアップ
  IrMon.exe :赤外線通信使用している場合
  上記は何らかの理由が無い限り残しておきましょう。

 システム起動時に自動起動されるプロセスを停止
 
 ●根本から見直し。
  msconfig等のチェックOFFの場合、自動起動自体はOFFになるが、config.sys、au
  toexec.bat、win.iniやsystem.iniの設定は空白行に至るまで保持されており、
  リソースを喰っている。また、レジストリのエントリ自体も不要なものは削除し
  た方がいいだろう。

 ・設定ファイル
  win.ini、config.sys等の設定ファイルは、直接エディタで変更するか、sysedit
  で変更できる。また、win.iniはmsconfigで"run="、"load="の項目を見直せばよ
  いが、大胆に、「win.iniファイルを処理する」のチェックを外すか、ファイル
  自体を削除しても最低限のwin.iniを自動的に作ってくれる。(要バックアッ
  プ)プリンター関係やWinzipなどwin.iniに情報を書き込んでいるもので不具合
  がある場合は、元に戻すか、その部分を自力で探して、新規に作られたwin.ini
  に移植すればよい。

 ・レジストリ
  msinfo32を見ればわかるように、レジストリにもエントリーがいくつかある。
  HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\Currentversion
  "Run"
  "RunOnce"
  "RunService"
  "RunServiceOnce"
  あたりのエントリーを見直す。

  又、上記のレジストリやwin.iniはウィルスの住みかとなり、貴方の知らない間
  に毎回起動していたりする・・・

  注:自分でよく解らない項目などは、決して削除しないように。削除する場合は、
  各種サイト、検索エンジン等で調べて、必ず裏をとってから削除した方がいいで
  しょう。

 ●Fontを見なおす。
 Windows95からシステム標準のフォントとして、TrueTypeフォント(TTF)が使用され
 ているが、TTFはアウトラインフォント※1であるので、滑らかな画面表示ができる
 反面、展開に時間がかかる※2。

 この点、Systemフォントは固定サイズフォントである為、解像度は低い分展開の負
 荷が無く、起動時にメモリ上にロードされているので窓操作時のレスポンスが向上
 し、リソース消費も減少する。しかし、Systemフォントはイマイチ見栄えがよろし
 くないので以前紹介した、「Ticago」をインストールされてみてはどうだろう。

 ●Systemフォントにしてみる。
 画面のプロパティの「デザイン」から

 アイコン
 アクティブタイトルバー
 パレットタイトル
 ヒント
 メッセージボックス
 メニュー
 選択項目
 アクティブタイトルバー
 非アクティブタイトルバー

 の項目をSystem(日本語)フォントに設定します。

 ※1.アウトラインフォント:文字のデータが数値座標によって定義され、文字の曲
  線部分も2次曲線または3次曲線の定義によって構成されるフォント。表示の拡大
  縮小の為の計算が必要。
  文字のサイズに関わらず、滑らかな画面表示やプリントができる。
  TrueTypeフォントの場合アイコンに青色で「T」のマークが描かれています。

 ※2.TTFの展開処理用にC:\windows\TTFCACHEというキャッシュを利用するため窓
 操作時の負荷が増える。年賀状ソフト等のインストールでやたらTTFが増えた環境
 で使用されている方などは、TTFCACHEが肥大化し、アクセスも遅くなる。
 ttfCacheの増加はスピードダウンにつながるばかりか、文字化け等のトラブルの原
 因にもなります。

 変更はあくまでも、自己責任でお願いします。
 リソース確保の為に、どうしても必要なソフトの常駐まで外す必要は無いと思いま
 す。その辺りは臨機応変に・・。

 起動直後のリソース残目標値、
 システムリソース残:85%
 ユーザーリソース残:85%
 GDI リソース残 :95%
 達成できましたでしょうか?