3月16日(火)晴れ

 久しぶりに昼間家にいる一日・・・

 この3月は気温の変化が大きいので

 戸惑っています。

 でも、薔薇たちはそれぞれ春に向かって

 歩んでいます。

 芽が動くのは遅かったのに、いつのまに

 か他を追い越している「Variegata di

 Bologna」

 

 今年も、とても期待している

 「Quatre Saison Blanc Mousseux」

 生まれたての赤ちゃんのように

 ふにゃふにゃで弱そうなのに、強風にも

 めげる事の無い薔薇の強さを感じます。

 この季節、花が咲いたときとは違う

 幸せを感じます。

 

 

2004年3月2日(火)曇り、晴れ

 今日は「オールドローズとつるばらのクラブ」の勉強会に行ってきました。

 そこで、悲しくも素敵なお話をうかがうことが出来ました。

 「のぞみ」というグランドカバーの薔薇をご存知ですか?私は育ててはいませんが、本では良く見かけるかわいい薔薇です。

 この薔薇は1968年に、大学で地質工学の教鞭をとりながら、薔薇を愛し、この会の会員でもいらっしゃった小野寺透先生が作出された花です。

 戦争中、満州で生まれ育った、「のぞみちゃん」は中国大陸から日本に引き上げる途中の船の中でお母さんとおばあさんを亡くし、たった一人で汽車に乗り、お父さんと叔父さんが待っている品川駅に着く前、富士山が見える辺りで、力尽き4歳で亡くなった、小野寺先生の姪御さんの御名前です。

 小野寺先生も昨年亡くなられ、先生を師と仰いでいらした、この会の会員のひとりの方が、このたび小さな冊子を自費出版されました。10センチ四方くらいの、10ページの可愛い挿絵の書かれている冊子です。「のぞみ」という名前の薔薇の悲しい物語が短く書かれています。

 この冊子で寄付を募り、そのお金は全額ユニセフに寄付をするそうです。皆さんのご好意でということで、この冊子に掛かった費用は一切明かさないとのことでした。

 今も世界では戦争、紛争、飢餓でのぞみちゃんと同じ年で亡くなる子供は後を経ちません。

 薔薇を育て、芽が、蕾が、花が咲いた、病気になった、と一喜一憂できる私の状況は、幸せで恵まれているというほかはありません。薔薇を愛で、生活の一部となっている者としては、微力ながらも協力を惜しむわけにはいきません。

 「のぞみ」は優秀な薔薇で、世界中で愛され、有名な薔薇園には必ずといって良いほど植えられているそうで、日本でもこのお話といっしょに増えることを願っています。

 この花を親とする薔薇たくさんあるようです。もしかしたらあなたの傍にも・・・

 

2004年2月22日(日)晴れ

昨日からの暖かさで、薔薇の芽がどんどん動いています。

左はZoe、右はConrad Fedinand Mayer の芽です。

 

 

 

 

 2004年1月2日(金)晴れ

 あけましておめでとうございます。

 今年もヨロシクお願いします。

 穏やかなお正月です。

 時間を見つけては庭に出ています。

 紫燕飛舞の葉の付け根、芽、棘

 お正月らしい赤です。

 もう少し深い赤なんだけどな・・・