編集責任者 | Dave Cook with Steve Marsh |
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制作/レイアウト | Harold Johnson,Jon Pickens and Lawrence Schick |
編集/シナリオ | Allen Hammack,Kevin Hendryx,Tom Moldvay,Brian Pitzer,Michael Price,Patrick Price,Paul Reiche III,Evan Robinson,Ed Sollers,Don Snow,Steve Sullivan and Jean Wells |
挿絵 | Jeff Dee,Wade Hampton,David S. LaForce,Erol Otus,Jim Roslof and Bill Willingham |
表紙 | Erol Otus,from a design concept by Jeff Dee |
ページ数 | 64 |
発売日 | 1981 年 1 月 |
Dave Cook 編集の D&D 第 3 版 Expert Rules ボックス・セットです。First printing - January,1981 とあるので,Basic Rules と同時発売のようです。編集責任者が Basic Rules と異なっているのはちょっと不思議ですね。箱には以下のものが含まれます。
EXPERT RULEBOOK の表紙はどちらかというと水色に近い青で,「ドラゴンと戦う戦士と女魔法使い(BASIC RULEBOOK の表紙です),それを魔法で遠視する老魔法使い」という情景が描かれています。バインダーに綴じるための穴が開いていて,本文中に「この本はベーシック・ルールブックと同じ構成になっているので,この本のページをばらばらにしてベーシック・ルールブックと混ぜ合わせて 3 穴バインダーに綴じるとよいでしょう」と書かれています。
このルール・セットによって,人間のクラスについては 4-14 レベルのキャラクターでプレイすることができるようになりました。また,ドワーフ,エルフ,それにハーフリングのレベルの上限がそれぞれ 12,10,8 であることも決定しました。魔法の呪文も,クレリックについては 第 5 レベル,マジック・ユーザーとエルフについては第 6 レベルまで掲載され,逆呪文も使用できるようになりました。さらに,ウィルダネス・アドベンチャー,水上輸送,簡単な空中戦に関する記述や,新しい装備品,多くのモンスターや魔法の品が追加されました。
第 3 版のルールでは 14 レベルが最高レベルなので,15 レベル以降をサポートしている第 4 版と比較すると 14 レベルにおけるキャラクターの能力が高くなっています。たとえばシーフの能力は,第 3 版では 14 レベルにおいてほとんどの行為の成功率が 99%になるように設定されていましたが,第 4 版では 60〜80%程度になっています。いちどに記憶できる呪文の数やセービング・スローの値も第 4 版とは異なっています。そのため,第 4 版との互換性はありません。
ちなみに,カラミーコス大公国とその周辺地域が初めて登場したのもこのセットです。第 3 版の Basic Set にはクレリックのアリーナさんやマジック・ユーザーのバーグルは出てきませんので。
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