1月25日 神戸国際展示場

私は再びこの地へ還ってきた。そう、戦うため、そして、勝つために・・・

思い起こせば前回の神戸の激走(*1)が私にスピードの世界に足を踏み入れさせ、
ついでにコンクリで固めて抜け出せなくなるきっかけとなったわけであるが、
実際の所、安定性に関してはあれから全然進歩していない。そのかわり、
中低速域の速度がかなり向上しているというから始末が悪い。
かえって退化してはいないかと心配ですらある。

 今回のコースは実は事前に公開されていたんであります。しかし、
実際に目にするとふつふつと怒りがこみ上げてくるのが分かる。
なにせ、いかにもコースアウトしてくださいといわんばかりの
レイアウトである。あのTVチャンピオンの出演者達も苦戦したスロープの
登り降り、レーンチェンジ直後に設置して有るコーナー、小径殺しの芝生レーン。
直線のスピードと抵抗の少なさが身上なだけに深刻だ。

テストでは1/3セット(1周回)を走る様に設計されているのだが、
どうも10秒を切るマシンもいる模様。その近辺のタイムを出すマシンを
徹底的にマークする。自分のマシンは10秒4から7程度で周回してくる。
この時、1回もコースアウトしなかったこと、そして自分よりいいタイムの
マシンを意識するあまり、勝ちを急いでパワーチャンプを投入したことが
のちのち影響してくることになる。(高速型のマシンを作っていた人間は皆
このにハマったのである!)

いよいよレースが始まった。・・・次々と自滅していく高速型マシン・・・
その横を悠々と走る、安定が売りのマシン達・・・
やばい。これはやばい。焦る間もなく自分の番が来る。

スタート、・・・1周。よし、トップ、だ・・・

どがしゃん。(涙)

やはり宙を舞いました。スロープの登り直後のコーナーに屍を晒しました。

結局、前回新大阪の覇者、TRD氏がワイルドカードから勝ち抜き、
およびタイムという両部門の優勝を持っていきました。
で、年間を含めた表彰式となったわけですが、タイム部門のリザルトが、
バグかなにかで1周分でしか表示されないというアクシデントが
ありました・・・。で、そのまんまタイム部門のリザルトとして採用され・・

 ・・・なんか3位になってしまっていました。わし。

納得いかない人も多かったと思われます。しかしこーゆーイベントで商品を
もらうのは久しぶりなので年間の6ポイントとともにありがたく頂きました。
勝ち抜き戦の上位は大きなローラーばっかりで、タイム部門の上位陣は
ベアリング、それも13ミリや9ミリばっかりだったのが印象的でした。

ちゃんと立体交差対策も施したのに・・・(涙)

(*1)去年の夏、今回と同じ神戸国際展示場にて、鈴鹿を模したコースで
タミヤ製無差別級による高速レースが行われた。この時私はアバンテ2001を駆り、
ジェットダッシュモーターにてファステストラップを記録したのだが、
魔のレーンチェンジの前に敗北を喫したのである。

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