ミニ四駆のカテゴリーを考える
田宮ワンメイク超四駆系四輪
三輪
手巻き超四駆系四輪(ループ)
三輪競技(おもにループ)
超A
超四駆系四輪(レーンチェンジ)
T800・T600
D以下T350
アルカリ限定(通称アル四駆)
T300(いわゆる田宮ルール)
大径限定など
TL3000・TL1500金額限定戦
モーターのランクは「超四駆改造マニュアル2」を参照しています。
T(タミヤ)XXX・TL(タミヤ・リミテッド)XXXXの表記はあくまでも筆者が勝手に考案したものです。



各カテゴリー解説


田宮ワンメイク

小学館の各雑誌等で大々的に宣伝されていることもあって、最も普及している
ルールといえるものであり、その歴史は古い。
長所・・・パーツの入手が容易。かつ、価格が比較的安価。(特に、モーター)
短所・・・レギュレーションがかなり厳しく、閉鎖的になりがち。長所であるべき
     イコールコンディションがモーターのばらつきの大きさにより達成出来ていない。

超四駆系四輪

各社がパーツを発売していくに従って、自然発生的に生まれたカテゴリー。
田宮ワンメイクに次いでその歴史も古く、愛好家の数も決して少なくない。
長所・・・パーツの組み合わせが自由。改造も自由。ワンメイクに比して高速。
短所・・・モーターやローラーが高価。かつ、地方によって入手のしやすさに差がある。

三輪

高速を極める目的で生まれたと推測されるカテゴリー。
決してその歴史は浅くはない。パーツを入手できないと作れないので、地方によって
愛好家の数にばらつきがある。
長所・・・類をみない高速。
短所・・・止めどなく掛かる費用。(特にモーター)硬直化しつつあるセッティング。
     設備の整ったコースとショップのバックアップが必要。

(狼ワンメイク)
次々と高速指向のパーツを作り出すKMR狼社が開催するワンメイクレース。
定着するかどうかは愛好家の反応次第か・・・


各ルール解説


田宮ワンメイク系

T(タミヤ)300・すなわち田宮ルール
一般的とされるルールのひとつ。
モーター・・・田宮製の300円の物。
       すなわち、トルクチューン
            レブチューン
            アトミックチューンの3つ。
シャーシ・・・田宮製ワンメイク
ボディ・・・・基本的に田宮製ワンメイク
付属品・・・・基本的に田宮製ワンメイク
電池・・・・・厳格には田宮製のみ?なぜかニッケル水素とリチウムが
       禁止だったりする。

寸法・・・・・幅105mm長さ165mm高さ70mm
ローラー・・・6個
最低地上高・・1mm
タイヤ・・・・径22から35mm、幅8から26mm 最低重量・・・90g

いろいろ言われているが、実際の所マシンのポテンシャルをきっちりと
引き出せる者が強い。インチキパーツを上手に作る事に非ず。

T350・通称、ダッシュレース?
基本的にT300とルールは同じ。
モーター・・・田宮製の350円までの物が加わる。
       すなわち、ハイパーダッシュ
            マッハダッシュの2つ。
ローラー・・・6個ないし8個。

スプリントなら、アルカリ電池がニッカドを上回るかも知れないカテゴリー。
T300よりも繊細なローラー・ブレーキ等の配置を求められる。

T600
基本的にT300とルールは同じ。
モーター・・・さらに、田宮製の600円の物が加わる。
       すなわち、ジェットダッシュ
            ウルトラダッシュの2つ。

プラズマダッシュが高価であり、かつ入手しやすさに若干バラツキがあるので
こういうルールの大会も存在する。
新たに加わったカーボンモーターをどう使いこなすかがかなり重要になる・・・
が、トルクチューン使用者が勝ってしまったりもする。

T800
TamiyaUnlimitedというべきだろうか?
T600ほぼ唯一の禁止パーツ、「プラズマダッシュモーター」が加わる。
形状が異様であるが、ポテンシャルの高さでは群を抜くこのモーター、
その高い性能に振り回される者も多い。
たいてい、こういうレースではレーンチェンジを使うので、
このクラスのレースの課題はほぼ必然的にブレーキとなる。

TL1500・TL3000
TLはTamiya Limitedの略のつもりである。
Limitedの文字が示すとおり、金額限定戦である。

超四駆系四輪

超四駆ルール(ループ)
こちらも一般的になったルール(?)のひとつ。
モーター・・・一般的に市販されているFA−130タイプのモーター。
       手巻きは認める場合と認めない場合有り。
シャーシ・・・4輪駆動が可能であるシャーシ(?)
ボディ・・・・車としての実感を損なわない物?基本的に自由。
付属品・・・・各社から出ている物の他、自作もオーケー。
電池・・・・・単三形二本で、一本の定格電圧が1.5Vを越えないもの?
       (2.4Vの電池は認められない事がある)

寸法・・・・・横幅は110mmから115mm程度に収まることが多い。
       長さはセッティングによって様々。
ローラー・・・制限無し

「邪道ルール」とも呼ばれたりもするが、これはこれで立派なモータースポーツで
あると思う。T300が実車でいうFトヨタで、超四駆がF1みたいな物と
考えるのは暴論であろうか??すなわち、カテゴリーの違いにすぎない、と。

超四駆ルール(レーンチェンジ)
ルールはループの場合と同じ。これも結構開催されるルールである。

若干レースの様相が違う。レーンチェンジがいかにコースの難易度をあげているか。
どうやら最近の主流としてサイドローラーを装着する事が多く、もしくは
ローラーをレーンチェンジの幅いっぱいまでもってきているかのどちらかになるようだ。

F1のモナコグランプリのような趣がある。(モーターの高速性能が発揮しずらい)

アル四駆
基本的に超四駆ルールだが、

電池・・・・アルカリのみ。
幅105mm長さ155mm高さ50mm

という2つ制限が掛けられている。これによって、果てしなく続くモーター戦争から
一応は解放される。おそらくは、モーターは限られてくるとはおもうが・・・

三輪

三輪競技
ルール自体は超四駆とほぼ同じ。設備が整っているコースではしばしば開催される。
基本的にループで行われるこのカテゴリーは手巻きモーターも多い。
非常に危険な速度でストレートを駆け抜けていく。
ドラッグレースみたいな格好をした車であるが、趣としてはCARTが近いと思う。

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