ロコのこと

ペットの死は、ペットを飼うことで切っても切れない関係です。
可愛いばかりだけじゃ、キレイ事ばかりじゃないということ。

動物達には言葉がありません。その分、態度で示してくれます。
ウソがなく、与えただけの『愛』をそのまま返してくれます。
優しさの元をくれるんです・・・・・。

偉そーなこと、言っちゃいましたが、今回、くんたが死んで、
ロコとくんたの『死』について、書いてみようかと思いました。
不快感を持ってしまう人、なんでそんなことを・・・と思う人、
おられると思います。そんな方は、申し訳ございませんが、
このページはさっさを退去してください。

ここにロコが死んで2日後に友達宛てに送ったメールを抜粋します。
メール送ったのは、くしくも、私の誕生日でした・・・。

平成10年10月20日ロコ死去

平成10年10月22日

ロコねー、20日午後9時死にました。
12歳と約11ヵ月、もうちょっとで、13歳やってん。
日曜日の夜中(正確には18日午前2時頃)に
足が全然立たなくなって、(おしっこしたまま、
そのままふせしてしまった。だから、お腹おしっこまみれ)
18日の朝にはもう、寝たまんま起きれない状態でした。
呼んだら目だけこっちに向けるだけ。
そんな状態が19日の朝まで続いて
仕事行くとき声かけたら、また目だけこっち向けた。
これが私に対する最後の反応でした。
仕事から帰ったら目は開いてんねんけど意識はなし。
呼吸だけがすんごく激しくて思わず出た言葉が
「お願いだから死んでくれ」
もー、つらーてなー・・。
一生懸命呼吸だけしてんのよ・・・。意識ないのに。
んで、9時ちょっきし、ほんまちょっきしに
呼吸が止まりました。お父さん9時1分に帰ってきて
家族4人で泣きました。お線香上げてあげました。
もーきれいな死に顔・・・というか、
生きてるみたいな死に顔でなー。
箱に入れて、いつもロコが寝てた場所に
寝かせてあげました。私前の日の夜(20日午前0時〜)
1時間位しか寝られへんかったからほっとしてよー眠れた。
で、次の日(21日)仕事休んじゃいました。
保健所に引き取ってもらったんやけど
その車が見えなくなるまでお母さんと、弟と3人で
見送りました。
ロコのこと思い出すと・・・、引越しの日、
引越し業者の人噛んだこと、
回覧持ってきた隣のおばさんを追っかけていったこと
・・・ってろくなことしてへんがな!!・・・と
家族で思い出話できるほど、一応落ち着きました。
ただ、朝起きたらいつものところに
(家族4人+1匹で寝てました)いないこと。
仕事場から帰っても「おかえり」って
顔見せてくれないこと。・・・いろいろやっぱり寂しい・・・。
心にぽっかり穴が開いてるみたいだねー、
と家族でしゃっべてます。ロコ以外は飼いたくないので
もう犬は飼いません。

スピッツの曲『空も飛べるはず』で


 君と出会った奇跡がこの胸にあふれてる

 きっと今は自由に空も飛べるはず

 夢を濡らした涙が海原へ流れたら

 ずっとそばで笑っていてほしい


・・・たぶんニュアンス的に違う歌なんだろーけど、
今の心境。 でも、元気だよー。
ロコ飼ってよかったし、大好きだったし、
悔いは残ってないし。思い出として大切に心に
とっときます。こんなに自分の心にロコの存在の
比重があったんかー・・・て、自分でもびっくりするくらい
今寂しい。たかが犬。されど犬。
・・・やっぱり立ち直りきってはいないよーだね・・私は。
ま、大丈夫。人間、時間がたてばどうにかなる
精神構造にできてるから。便利なもんだ。
今回、長〜いメールにお付き合いくださりありがとさん!!
口にすると泣けることもメールだとなんとかなるしね。

ではでは、今回はこの辺で。いろいろありがとー!!
じゃっねーん。

もう1年以上も前の話です。今はもちろん、落ちついてます。
良い思い出に変わっています。
大好きな気持ちはもちろんかわりませんけどね(^-^)
一緒に過ごした日々は、ずっと宝物です。