お空を飛ぼう


今までの人生、一応、たいした怪我もなく、生きてきました。
でもねえ、やっぱり、いろいろ経験するもんなんですよねえ。

中学生のころ、私は自転車を飛ばしてました。塾に遅刻しそうだったからです。
相当なスピードでしたねえ、30キロは出てたんじゃないですかねえ?
道から突然、車がぬっと出てきましたよ、ええ、もちろんぶつかりましたよ。側面に思いっきり。
いや、座席から放り出されて、1メーターは飛びあがりましたかねえ、なんかハンドルに変な風に挟まったので放り出されることはなかったですけどね。
車、だいぶ凹んでましたよ(笑)驚いたでしょうねえ、人の上半身がボンネットの上に突然現れたら(笑)
何でもないですからって逃げましたね、実際、打ち身程度でしたし。

階段降りてたら、なんでか、足の小指を段に引っ掛けまして、びしっとやって、階段の上を飛びましたね。
3〜4段しか残ってないのでたいしたことありませんでしたが。
そのあと、1キロほど歩いて、次の日病院いったらヒビはいってましたよ(笑)

高校の頃、自転車に乗ってて、アホな事やってて、スポークに足突っ込みましたねえ。
ええ、もちろん一回転ですよ。空が青く澄んでいたなあ(笑)

自転車で、前輪を高く上げるのに凝っていた時期がありましてねえ。
やりまくってたら、今度は後ろに一回転ですよ。赤い夕日が綺麗でしたかね。

大学に入って、やっぱり前輪上げてたら、バランスを思いっきり崩して、川沿いのフェンスに突っ込んだこともありましたかねえ。
いや、あれって結構やわなんですねえ、思いっきり曲がってましたよ。もちろんすばやく立ち去りましたよ。(笑)

夜中、自転車をぶっ飛ばしてまして、おや?っとおもったら空中にいるんですよ。
どうも、道にあったブロックに気がつかないで正面衝突してしまい、投げ出されて、そのまま、慣性の法則にしたがって空を飛んだんですな。
いやあ、なんだか把握しないうちに今度は着地ですよ。竹の棒で出来た垣根に突っ込んで、ぐしゃぐしゃにしてしまいましたよ。
すり傷程度でしたねえ。まあ、そのとき着てた、買ってもらったばかりの服がダメになった方がよっぽど痛かったですがね(笑)
え?どれぐらい飛んだかって?5メートルぐらいじゃないかねえ?いやあ、どこに自転車あるかさがしちゃったもんなあ(笑)

いやあ、自転車って、空を飛べる乗り物だったんだねえ(笑)


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