「あんですとーー!?」 さ、気を取り直して再開 夕刻の”すかいてんぷる”に、毒舌ツインテールの声が響く 「今日休むってどういうことさ!?」 「ん?」 「ちゃんとあたしが納得する理由を言わないと、許さない——」 「ぬぁっ!」 ブツッ。と切れます 「あんのクソ虫〜〜!!」 「……」 「……あっ?」 昼間 水月の仕事先にやってきて、 何を思ってか石田さんに男前モード発動 「あの……」 屋上まで連れてこられた孝之 告白にしてはもう一つですが、 ”伝説の木”も”あの丘”も無い以上、妥当な所でしょうか(何の話だ) 「やめたわよ。彼女」 「えっ!?」 「……」 「どういう、ことですか?」 「……」 「話、したんでしょ? 彼女と」 「……水月は、どこに?」 「あなたなら分るんじゃない?」 「こんな時、彼女がどこへ行くのか」 「分らないから!」 「……聞いているんです」 「……ふぅ」 困ったちゃんねぇ。とでも言うように、白煙を噴出す石田さん (タバコ=紫煙ですが、これは種類が……) 「……すいません」 「会って何を言うの?」 「……」 「あなた、答えを持ってるの?」 「っ!」 「……」 「今のあなたに、何が出来るの?」 「……わかりません」 辛そうに、顔を背ける孝之 「でも!!」 「でも、会って話さなくっちゃ……!!」 「会って……」 「ふふっ……」 「純粋ねぇ。あなた達って」 「……ちょっと、羨ましいな」 ピンポーンピンポーン、ピンポーン 「……」 まずは速瀬家。どうやら誰もいない様子 孝之は次の場所へと向かいます 走る走る 柊町駅・近くの喫茶店と見て回りますが、やっぱりいません もしや! と自室に戻ってみるも…… 「……」 あ、ああ空き巣!?(違います) はっと振り返ると、流し台の上には、タコとイルカのコップが変わらずにあります 「っ!!」 不意に鳴る電話 「はい、鳴海です」 慌てて取ると—— 「あ、店長……」 「……え、今日これから本社に、ですか?」 「……はぁ」 「すみません、やっぱり」 「社員の話、無かったことに——」 「は?」 「俺、大事な人がいて——」 「でも、その人をいっぱい傷つけて……」 「それで、いなくなって……」 「だから俺は……」 「……」 「……」 「……わかりました」 「その大事な人を、見失っては、いけませんよ」 「……ありがとうございます!!」 「……」 893? ホ○ト? なんとなくチンピラっぽい格好に見えるのは、 前回(+オオカミさんに絡んだ時)の印象でしょうか 「……」 「……」 孝之からの電話を無視し、調子くれちゃってます状態 「っ!」 再び鳴り出す電話 今回は一向に鳴り止まないので、仕方なく取ります 「……水月から連絡無かったか?」 「……」 「あったらすぐ知らせてくれ!」 「……」 「頼む」 「頼む!!」 「わかった」 それだけ言って、切ります 「ふぅ……」 「……馬鹿野郎が」 と、カッコつけてる彼の元に近づく足音 「お待たせ〜〜っ♪」 「んっ」 「待った?」 「いや?」 で、場面転換—— って!? え? なに? なにコイツ? なんなの? この生き物? 本命(水月)がありながら、ミキちゃんにモーションかける ↓ 電話に出ない水月が気になり、ミキちゃんほったらかして捜索 ↓ おせっかいにも水月を助けるため乱闘 ↓ 流されて水月食います ↓ ヘタレな孝之に切れて、連続殴打 ↓ 目が覚めた孝之に対し、未だ怒ってるぜってな様子 ……まぁ、ラストのはね? まだ水月だけを想ってるのならいいんですよ (要するに、花嫁の父の気持ちってことで) ——が、なに? 自分はちゃっかり第二希望にコナかけてて? はぁ? 「馬鹿野郎が」 ↑ むしろお前です(より悪い意味で) |