Fate/stay night 語り



ここでは

フェイト
それって面白いの?


という初期情報収集段階の方と、
攻略者の作品全体に関する感想が知りたいという方向けの話をします



[ストーリー]
公式サイト参照

簡単に言うなら、


聖杯という願いの叶う道具を手に入れるために、
七人魔術師とその使い魔殺しあう

聖杯戦争と呼ばれるその殺しあい自体が、聖杯を手にするための儀式であり、
それは、最後の一組になったときに現出し、儀式の完遂と成す



まぁ、それぞれの登場伽羅に目的や信念があり、
それがぶつかり合ったりするわけですな




[完成度その他]

グラフィック 上々(指とかはあれだが、まぁ難易度高い注文はしない)
文章 上々〜極上
SE 上〜上々(月姫は結構しょぼかっただけに……)
音楽 上々++(月姫のも使われてます)
テキスト矛盾 少々あり(選択肢によっては、初めの時と同じ説明が再度されたり)
誤字 少々あり(さすがに商業作品だけあって少ない)
単純な変換ミスから「後見人」→「後継人」といった類のミスも








ではでは〜〜、そろそろ語りだしますか?


ジャンルは現代ファンタジー(伝奇風味)
シリアスばりばりで、かなり重ため

文章は癖があり、嫌いな人はとことん嫌うらしい
万人受けはしないということだが、
多くの熱狂的ファンを抱えている以上、たいした問題ではない

「この人好きなんだけど、売れないんだよね〜〜」
で、いつの間にか消えてるなんて心配は無用(笑)


文章の特徴といえば、擬音の多用
月姫もそうだが「ぞぷり」がなんとなく印象に残る

俺なんかは「実際そういうときにそんな音がするのか?」
などと考えてしまい、擬音を使わないで表現するが、別に悪くはない

多用すると「こいつ、言葉(表現の類の)知らないのか?」
などと思われるような気がするが、
まぁ「ぞぷり」とか、他の人が使わないようなものが結構あるので、
そういう印象を緩和している
(っても、俺も読んでて何度か「擬音好きだね〜〜」と思うことはあったが)


あとは……独自の設定がかなり多目、だろうか
「設定魔」な作品は嫌いという人もいるが、文章自体が読ませるものである以上、
設定先行というより、深く、確固としてある作者の世界
という感じで、ほとんど気にならない

*私自身が、設定を考えるのが結構好きだからかもしれないが




平均プレイ時間は60時間

大作ですね

フルコンプ(スタンプ収集)するにしても、+数時間という所でしょうか
ほとんどが即死選択肢ですから

ただ、他の恋愛シミュ恋愛ADVのような、
多数のヒロインの攻略合計——ではありません

ルートは三つ順番も固定(全部見た後は自由に選べます)
ひたすら濃密な、怒涛の60時間ってなわけです

内容が面白いために、そうそう中断できず、
「今日は一人クリアして終わろう」なんてプレイスタイルでは、
一日丸まま終わります(笑)

面白いんで、間をあけず怒涛のごとくプレイするのが宜しいと思われます
(推奨プレイスタイル)

制圧前進。止まるも退くも許されないのですよ




[キャラクター]
全員個性的。伽羅が立っていると書けばいいのか

ストーリーに埋もれるでなく、ストーリーを食っちゃうこともなく
等しく薄いわけでなく(笑)

合わせてFate/stay nightという作品を演出しています



040216追記(というか、転載だけど)
[音声]
Q:無いのん?
Aありません

音声は、別にこのままでよろしい
俺はもともと、ゲームには声なんていらねーよ
派なので(あっても構わないけどね)

たとえ恋愛物だろうと、それは変わらん
伽羅イラスト、台詞、しぐさ等で
「俺が理想と思う声」が伽羅の台詞読むのと一緒に流れるわけだ(漫画や小説読んでるとあるよね)
故に、そこに金と時間をかけてしょっぽいもの創るなら、
その分ゲーム自体を良くして欲しい

葉緒「強引過ぎます」

まぁね。これは、私が
「頭でアニメーションが流れ(を流し)、それを文章化する」
という小説書きだからかもしれない

その辺のタイプの違いと、
流し慣れてるせいでそれが違和感無いレベルで出来ているから。かも




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