−第八回大会−
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O監督、VS3初登場。
台風の目となるか!?

 

【試合前インタビュー】
「ここひと月程まともに睡眠をとれてないけど二人には丁度いいハンデかな。」(M監督)

「昨夜までラクーン市の洋館に閉じ込められていたんであまり練習出来てないよ。
それにしてもウェスカーは何処へ消えたんだ...」
(N監督)

「久しぶりの参加なのでゲーム感を取り戻す事を心掛けるよ。勝つのは当然としてね。」(O監督)

 

 

 

 

 

 

 

 

<第一試合>



カメルーン

N

0−2
0−3


0−5



イングランド

M


オープニングマッチを飾るのは常勝Mイングランド。
対するは調子をあげているN監督のカメルーン。
運営委員会の手違いで選手登録に間違いがあったものの
試合は予定通り開始された。
全く負ける気がしないとでも言うようなイングランドは早々から
カメルーンゴールに襲いかかる。
一方、カメルーンにいいイメージを持ったままのN監督は
とにかくサイドからの縦一本という何とも雑な攻撃。
イングランドの素早いチェックに最終ラインがどんどん押し込まれる。
「あれ?あれ?」いつもと違うとばかりに戸惑うN監督。
どんなに調子の悪そうな相手でも決して手を抜かないのがM監督の信条。
まずは挨拶代わりにと鮮やかに先制。
前半にもう一点を追加し折り返す。
収拾のつかないNカメルーン、ディフェンスが全く機能しない。
頭で、足で、コーナーで、ミドルシュートでと様々なバリエーションで
得点を許し終わってみると何と5−0の大敗。
イングランドの十数本のシュートに対し、カメルーンはわずかに2本。
ホームスタジアムのブーイングは鳴り止む事は無かった。

 
<第二試合>



イングランド

M

2−1
0−0


2−1



日本

O


O監督、復帰戦。しかもVS3(GC)は初体験。
かなりのハンデだが彼の実力ならば問題は無いはず。
一抹の不安を抱えながら迎え撃つ王者イングランド。
O監督は日本で登場。モリシを外しトップ下に中田英を配置。
いよいよキックオフ。
先ほどの試合とはワンランク上の激しい戦いが繰り広げられた。
M監督のオカブを奪う激しいタックルの日本。
イングランドサイドでの展開が多くなった頃、試合が動いた。
ゴール前を巧みなショートパスで繋ぎ鮮やかに日本が先制。
常勝イングランドから奪ったそのレベルの高いゴールに思わず観客は唸った。
その後も日本が攻め続け追加点が入りそうな空気だった。
しかし、イングランドの意地がここで炸裂。
左サイドからのセンタリングをヘッドで押し込んだ。
辛うじてゴール内にいたDFがクリアしたもののポストに当たり無常にもゴールへ。
ここからまた息を吹き返したイングランド。
互いに一進一退の攻防が続く。
次に均衡を破ったのはイングランドだった。
またも左からのセンタリングをオーウェンが頭で落とし最後はキーパーの股を抜く
何とも憎たらしいゴールを決める。
この後、日本は鈴木が痛恨のレッドをもらい退場。
10人で前半を折り返す。
人数の少なさで危機にさらされる事は無かったものの攻撃面で決め手に欠いた
日本が悔しい敗北を喫した。

<第三試合>



カメルーン

N

0−1
1−0
0−0
0−0

10−9


1−1



アルゼンチン

O


今大会の優勝を早々と決めたM監督を横目に対戦する第三試合。
N監督は今一度夢を託しカメルーン。
手探りのO監督はアルゼンチンを召集。
大方の予想通りアルゼンチンが前半から優位に進める。
トラップでもたつくカメルーンからことごとくボールを奪い、
速いパス回しでゲームを作る。
そしてカメルーンのパスを中央でインターセプトしたアルゼンチン。
ワンタッチで前線へ。
これが絶妙のスルーパスとなり右隅に豪快に蹴り込む。
大量失点の口火を切ったかと気が気でないN監督。
ところが意外にも追加点は入らず後半へ。
次々にシュートを繰り出すアルゼンチンだが中々枠に行かない。
また攻撃陣に少々コンビネーションの悪さが見られたようだ。
そんな中カメルーンにチャンスが訪れる。
右サイドを上手く抜けたMFがセンタリング。
これを丁寧に頭で合わせ貴重な同点弾。
この後、試合は動かず今大会初の延長戦。
しかし、ここでも決着は着かずPKとなった。
運があったのはカメルーンだった。
長いPKを制し何とか勝ちをモノにした。