□TRPGゲイム紹介□

一時期はTRPGもめっきり影を潜めておりましたが、近頃かなりの勢いで新作が出てますね。 うれしい限りです。 ここではうちでよくやるシステム、やらなくてももってだけはいるシステムをご紹介します。









よくやるゲーム





ソードワールドRPG

○形式
ムック ハードカバー(旧版は文庫 3分冊)

○ゲーム紹介、世界観
言わずと知れた国産TRPGの雄。スーファミでゲーム化されたためご存知の方も多いと思います。それ以外にも、小説やアニメ化、またドラゴンマガジン紙上における強力なサポート、数多くのシナリオ集やリプレイ等、日本でもっともプレイされているTRPGではないでしょうか。
世界観はファンタジー。アレクラストという大陸を舞台に、剣と魔法の物語が繰り広げられます。特にこれといった特徴はなく、ファンタジーものなら大概のものはこのシステムで楽しむことが出来るでしょう。

○システム
ダイスは6面のみを使用します。行為判定は、基本的に2D6に修正値を加えるものです。

○KUGAにおけるプレイ状況
よくプレイされます。というより、一時はこれしかやってませんでした。2年程前に、「亡国の王女」というキャンペーンをスタートさせ、一年がかりで無事終了。その後は単発のシナリオをやったり、ミニキャンペーンをやったりしてます。近頃は新システムをいろいろ試してるんで、あまりやってませんが、やりやすいシステムということもあり、それなりにプレイされていくと思います。

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ガープス 妖魔夜行

○形式
完訳版はムック ハードカバー(旧版は文庫)

○ゲーム紹介、世界観
ガープスとは、汎用のゲームシステムで、SFだろうがファンタジーだろうが同一のシステムで楽しむことが出来ます。海外では何十種類ものサプリメントが発売されていて、映画やコミックの世界を楽しむことも出来ます。国産ではファンタジー物の「ガープス・ルナル」とここで紹介する「ガープス・妖魔夜行」がメジャーです。
このゲームはプレイヤーが妖怪となって現代の世界を生きるという一風変わったものです。妖怪たちは人間をはるかに凌駕した力を持っていますが、多くの妖怪は人間に成りすまし、独自のネットワークを形成して生活してます。 妖怪たちの使う「妖術」は人の使う(たいていの人間はつかえませんが)「魔術」などとは比べ物にならないほど強力です。

○システム
ダイスは6面のみを使用。行為判定は、3D6して目標値以下なら成功というもの。2D6に慣れた人にはちょっと成功率がわかりづらいかも。 あとはキャラメイクにやたら時間がかかります。その分、自分の演じるキャラクターの設定を極めて細かく設定することが出来るでしょう。ちなみに、キャラメイクにはダイスは使わず、与えられたポイントを使って能力を「買う」タイプのものです。

○KUGAにおけるプレイ状況
数回プレイしました。うちでは妖怪どうしではなく、プレイヤー演じる特殊な能力を持った人間と妖怪たちの対決のシナリオが中心でした。


D&D

○形式
ボックス(新版は文庫 3分冊)

○ゲーム紹介、世界観
すべてのTRPGはD&Dに通ず。TRPGの草分けとも言える外国産TRPGです。
世界観は王道のファンタジーです。というより、このゲームの世界がファンタジーの「王道」であるといっても過言ではないでしょう。

○システム
ダイスは4面から20面まで使用します。行為判定は3D6と能力を比べ、値以下なら成功というもの。外国ではこっちが主流なんでしょうか。なお、毒や呪文に対する抵抗はセービングスローという、能力値とは別の値を用いて行われます。 HPをD4〜10で決めてしまうため、作成時には戦士でもHP1ということもありえます…。そのくせモンスターの攻撃力は意外に高く、レベル1だとゴブリンの一撃で昇天ということもしばしば。実際うちでプレイしたときも、魔術師一人を除いて全滅してしまいました。

○KUGAにおけるプレイ状況
1度だけやったような気が…。自分が入会する前にはもっとやられてたそうなんですが。そのときの結果は上記のとおり。デッドリーなゲームと呼ばれる所以がよくわかりました。


BEAST BIND

○形式
ムック ソフトカバー

○ゲーム紹介、世界観
最近、数多くのTRPGが乱立しておりますが、その最初の潮流はこのシステムだったと記憶しております(間違ってたらごめんなさい)。
妖魔夜行と似た世界観です。

○システム
ダイスは6面のみを使用。行為判定は、使用する技能の値の数だけ2D6を振り、任意の2個を選んで、その数字が能力値以下なら成功。数が大きいほど成功度が高くなります。そのほか、人外の能力を使うと人間性が下がったり(0になるとNPCになる)、獣の本能の赴くままに行動するエゴ判定、それを抑制する絆判定、それによって得られる愛と罪のポイント等、独自のシステムが盛りだくさんです。

○KUGAにおけるプレイ状況
現在は、1度プレイされたのみとなっておりますが、今後何回かセッションが行われる予定です。

BBのキャラクターのサンプル


トーキョーNOVA

○形式
ムック ソフトカバー

○ゲーム紹介、世界観
確か、昔ボックスタイプの同名のゲームが出ていたと思います。それが2回ほど改定されまして、現在のかたちになりました。
サイバーパンクという近(?)未来が舞台。戦士たちは肉体を機械で強化し、脳をコンピュータと直結させたハッカーが電脳世界で戦いを繰り広げる……。「甲殻機動隊」の世界を想像して頂ければ結構です。魔法や幻術を使うものもいますが…。

○システム
ダイスは用いず、トランプを判定に用います。手持ちの札の中から、使用する技能とあったスート(スペード、ハートなど)を場に出し、スートに対応した能力値を加えて難易度と比較します。 キャラクターはタロットの22枚に対応した「職業」を3つ持ちます。その3つによって能力値や技能、特殊能力が決まります。

○KUGAにおけるプレイ状況
最近プレイされてます。トランプを使うので、大学の教室などでやると結構大変です。 近いうちにキャンペーンが行われる予定


ヴァンパイア・ザ・マスカレード

○形式
ムック ハードカバー

○ゲーム紹介、世界観
最近出たゲームで、洋書の邦訳版です。向こうでは相当数のサプリメントが発売されているみたいです。
現代の世界とまったく同じパラレルワールドが舞台。プレイヤーは全員ヴァンパイア。13の氏族からひとつの系統を選びます。人間から隠れて生きるか、おおっぴらに血をすするかはキャラクター次第です。とはいえ、氏族の半数が属する「かまりりゃ」という団体はヴァンパイアの正体を人間にさらすことを禁忌としていますが…。また、ヴァンパイアたちはほとんど協調性がありません。パーティーを組むのも、ほとんど打算のためのみ。いざとなったら平気で仲間を裏切るでしょう。

○システム
ダイスは10面のみを使用。ちょっと変わってます。能力値+技能の数のダイスを振り、難易度を上回ったダイスの数が成功度となります。 ヴァンパイアの特殊能力である「訓え」、体に蓄えられた血の量をあらわす「對血」、良心の程度である「人間性」… ヴァンパイアをロールプレイするための変なシステムが沢山あります。

○KUGAにおけるプレイ状況
一度だけプレイしました。ルールブックが高いのと、ロールプレイが難しいので、結構ハードル高いです。


シャドウラン

○形式
ムック ハードカバー

○ゲーム紹介、世界観
外国産サイバーパンクの邦訳版。分厚いルールブックと、容赦ないアメリカンイラストに度肝を抜かれます。
サイバーパンクに、ファンタジーの要素を取り込んだTRPGです。魔法がつかえるのは当然として、キャラクターにエルフやドワーフは選べますし、ドラゴンなどのモンスターも出てきます。

○システム
未プレイのため、判定などの詳しい方法はよく知りません…(ゴメンナサイ)。確かマスカレードと似たような方法だったと思います。ダイスは6面で。 魔法がつかえるのは確かなんですが、肉体をサイバー化すると魔力が減るので同時にはつかえないようになってます。

○KUGAにおけるプレイ状況
キャラメイクにやたら時間がかかるため、あらかじめ作ってない人はアーキタイプを利用しました。 なんと言うか…すごいシステムです。先手必勝。


メタルヘッド マキシマム

○形式
ムック ソフトカバー

○ゲーム紹介、世界観
国産サイバーパンクの元祖、「メタルヘッド」の改訂版。
サイバーパンクです。魔法とかは出てきませんが、超能力を使うものもいます。その分メカ関係が強く、コンバットシェルと呼ばれるロボも登場。中には変形、合体するものもあります。

○システム
D100(要するにパーセントで判定する)を使います。技能の値以下なら成功。 前述のとおり、メカデータはすごい量です。車やバイク、コンバットシェルもさることながら、銃器のデータがすごい。

○KUGAにおけるプレイ状況
1回プレイしました。キャラクターを作るのに時間はかかりますが、その分各種データをいじれます。具体的には、銃器を一つ一つカスタマイズしたり、メカニックを改造したり出来ます。ルールブック付属のシナリオをやったのですが、特定の銃器のデータがあまりにも強すぎ、一斉掃射で出てきた敵がことごとく死亡するという結果になりました。コンバットシェル(ロボット)乗りの方が活躍する暇がなかったのが残念でした。





天羅万象・零

○形式
ムック ソフトカバー

○ゲーム紹介、世界観
昔「天羅万象」ってゲーム(があったと思います)の改訂版。近頃はこういうのが多いですね。昔のゲームがほとんど絶版で手に入らない現在、改訂版の登場はうれしい限りです。
日本の戦国時代をモチーフとした、きわめて独特の世界観を持ちます。体を機械化した人間、蟲を体に飼う人間、陰陽師、特殊な珠を肉体に埋め込んだ「サムライ」、忍者、坊主に巫女、全身が機械の「金剛機」、巨大人型兵器「ヨロイ」、迫害される「オニ」や妖怪などなど・・・多彩なキャラクターが物語を盛り上げるでしょう。

○システム
D6のみ使用しますが、判定方法は変わってます。能力値の数のダイスを振り、技能値以上の目のダイスの数を難易度と比較します。 シナリオの流れ方が独特で、「幕」や「場」といった独自の概念があります。

○KUGAにおけるプレイ状況
前述の「幕」「場」という概念のためか、シナリオの構築が難しく、GMの方は大変だったと思います。その分プレイヤーは楽しくロールプレイできるシステムであるといえるでしょう。シナリオを作る難易度が高いとはいえ、今後もプレイされる予定はあります。

天羅のキャラクターのサンプル


テラ・ザ・ガンスリンガー

○形式
ムック ソフトカバー トランプ付き

○ゲーム紹介、世界観
フロンティア時代のアメリカ、西部を目指してひたすら走りつづける鉄道…。西部劇風の、一風変わった世界観が魅力です。 マンガでいえば、「RED」なんかが近いかも。デビルサモナーや修道士もいるんで、「クロノクルセイド」も入ってます。
天羅の世界とつながりがあるらしく、珠を埋め込んだ侍もいます。
天羅にも言えることですが、情報量が多く、世界観の説明に多くのページを裂いており、 読み物としても十分楽しめます。こういった配慮はうれしいですね。

○システム
トランプを使います。基本的なルールはNOVAと同じです。 ただ、パワーチップ(ラックポイントのようなもの)でスートをかえることが出来るなど、システムの吟味と改良が行われています。

○KUGAにおけるプレイ状況
近いうちにキャンペーンをやる予定です。

天羅のキャラクターのサンプル






手持ちのゲイム




AD&D

D&Dを発展させたファンタジーTRPG。ドラゴンランスなどの小説で有名ですね。うちでも昔は何度かプレイされていたそうです。


T&T

相当古いファンタジー物で、うちでも一回だけプレイされました。武器防具のデータは細かいんですが、モンスター側のデータがかなりいいかげんで、マスターの人はバランスとるのにかなり苦労したと思います。


ルーンクエスト90’s

ルーンクエストというファンタジーゲームを簡略化したルールです。キャラクターは基本的に「カルト」と呼ばれる宗教組織に属します。本家のルーンクエストでは100を超えるカルトがあるそうです。


ワースブレイド

ファンタジーものですが、「操兵」という巨大魔法ロボが出てきます。魔法など、その他の世界観も独特です。


ロードス島戦記TRPG

同名の小説の世界を舞台としたファンタジーTRPG.一回ルールが変更されました。細かくなったのはいいんですが、かなりわかりにくくなってしまいました。


ダブルムーン伝説

昔「マル勝スーパーファミコン」という雑誌で連載されていた紙上企画をTRPG化したものです。ファンタジー物。その企画と同様、職業がやたら沢山あります。


セブンフォートレス

RPGマガジン上で連載されていたリプレイで用いられていたシステムです。数回ルールを変更しております。リプレイを読んだことのある方ならお分かりでしょうが、非常に独特の「ノリ」を持つTRPGです。


ギアアンティーク ルネサンス

「スチームパンク」という、蒸気機関時代をモチーフとしたTRPGです。魔法もあります。キャラクターの生い立ちを事細かに決めていくところとかが独特です。


パワープレイ プログレス

そうとう昔に発売された「パワープレイ」というゲームの発展版。基本的にはファンタジー物。種族と職業、能力値に魔法など、何故か半端じゃない数があります。


マルチバース

SFです。…とはいえ、惑星によって生活レベルが違うので、突如としてファンタジー物になる可能性もあります。PSOが結構近いかも。キャラを作っていくと、どんどん人間じゃなくなっていきます。


ブレード オブ アルカナ

ちょっと昏い雰囲気をもつファンタジー。タロットの暗示するクラスを3つ選ぶところなどはトーキョーNOVAに似てます。トランプは使いませんが。


機動戦士ガンダム

あのガンダムのTRPGです。舞台は1年戦争時。ほとんどシミュレーションゲーム。一度プレイしましたが、ザクやジムなどは被弾すると大抵連爆してお陀仏です。


女神転生TRPG

有名なコンシューマゲーム、メガテンシリーズのTRPG版。とはいえ、悪魔召喚師はクラスのひとつで、チャネラーから軍人までさまざまなキャラクターをプレイできます。ルールはいろいろありますが、もっとも最近のやつが一番遊びやすいです。


パワープレイ1,2

上で紹介したパワープレイプログレスの旧版です。2のほうは追加データとシナリオ、リプレイ、マンガなど。このリプレイ、RPGマガジン紙上で連載されていたんですが、単行本出てないんでしょうか?すごく好きだったんですが。


輪廻戦記ゼノスケープ

輪廻の戦士となって秘密結社と戦うという、一風変わったコンセプトのゲーム。水星、土星など17種類のアスペクトとポーン、ビショップなどの7種類のピースを組み合わせてキャラを作るのが面白そう。