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恋愛小説の残骸


 以前恋愛小説を書こうと思って 
最初に書いたシーンを公開です
しかもラストシーンだし・・・
さくら

[ホーム木漏れ日美術館過去からの贈物恋愛小説の残骸]

[教室]
卒業式も終わり周りはこの後の予定について話してる・・・
(もう終わりなんだよね・・・もう会えなくなっちゃうんだね・・・)
(初めて会ったあの時あなたは誰よりも優しかった・・・)
(それは今も同じ・・・)
(だけどそれは私だから?それとも誰にでも?)
(確かめたい・・・確かめたいけど・・・)
(もし違ってたら私・・・私・・・)
トンッと机を叩く音・・・振り向くとあの人が居る・・・
「少し・・・時間あるか?」
ドキドキして言葉にならない声・・・
『ヘ・平気だよ』
割り込んで来る男子・・・ひやかしの言葉・・・
[へえ〜お前達って・・・]
焦った顔で返すあの人
「ち・違うって・・・今日まで世話になったからな・・・」
(え?)
[ふぅ〜ん]
まだ疑いながらも立ち去る男子
(私って・・・ただのお友達だったの?)
(そう・そうだよねそんなわけないよね)
(何ドキドキしてたんだろ・・・)
落ち着こうとする自分・・・だけど涙があふれてくる・・・
急いで駆け出す自分・・・
(もうあの人の前には居られない)
先ほどの男子達が女子に叱られてる・・・
[あの子はね・・・]
立ち尽くすあの人・・・やりきれない思いで包まれる
「クッ・・・」
思わず駆け出す・・・あの場所へ・・・
[校舎脇の通路] 
あの人と初めて会った場所・・・
涙と共に消えかけた想いがよみがえる・・・
『そう・・・だよね・・・』
『私なんて優しいお友達なんだよね・・・』
『何泣いてんだろ・・・当たり前の事なのに・・・』
追い付いたあの人・・・主人公気付かずに独り言を続ける・・・
『特別な人になれるわけないよね・・・』
『でも彼に言ってほしかったな・・・』
あの人決心して言葉に出す・・・
主人公の独り言と重なって・・・
『ずっといっしょに居よう』
(え?)
振り返る主人公・・・あの人が視界に入る・・・
『何で?・・・』
「ずっと・・・お前の事が頭から離れなかった・・・」
「昨日の夜・・・伝えようと決めたんだ・・・」
「おかげで寝られなかったよ・・・」
『私も・・・私も寝てないんだよ』
『1週間前から・・・』
主人公・・・あの人の袖を引っ張り
『ずっと離さないよ』

[作者より]
え〜と何て言えば良いんでしょう・・・
今時少女マンガでも読めない恥ずかしい内容ですね(笑)
一応舞台設定は中学で半年位の連載にする予定でした
それで最初に書いたのが卒業の日に告白するシーンで
キャラの名前を決める前に書いてお蔵入りになりました
だって・・・恥ずかしくて載せられなかったから・・・
でも半年以上経って読んでみたら
このまま捨てるのはもったいないかな?って思って載せました
まぁ笑ってやって下さい



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